シリーズ・叢書「ひつじ研究叢書(言語編) 第81巻」の本一覧
発行:ひつじ書房 この版元の本一覧
A5判 206ページ 上製
定価:6,000円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-89476-484-2 C3080
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奥付の初版発行年月:2009年12月 書店発売日:2010年01月14日
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「ダ」が関わる疑問文(「あの人は誰ダ?」、「*あの人は誰ダカ?」、「私にはあの人が誰ダカ分からない」)における文の容認性判断への解明は、積年の問題である。この問題に対し本書は、助動詞「ダ」に関する国文法や日本語学の知見を尊重しつつ、文末助詞としての「ダ」を提示する。そして、その「ダ」と文末助詞「カ」の特性を考察し、生成文法の統語分析にイントネーションの情報と談話の視点を加えた分析で、問題の解決を試みる。
目次
第 1 章 序論
1.「ダ」と「カ」の特性と問題提起
1.1 「ダ」
1.2 「カ」
2.「ダ」と「カ」の新たな機能?
2.1 「ダ」の持つもう1 つの機能
2.2 「カ」の持つもう1 つの機能
3.なぜ「ダ」と「カ」か?
4.文法と談話の接点
第1章注
第 2 章 「ダ」
1.主文の「ダ」とその意味
1.1 現象文
1.2 判断文
1.3 未展開文
1.4 分節文
1.5 まとめ
2.補文内の「ダ」とその意味
3.「ダ」のカテゴリーとその分析
3.1 断言の「ダ/デス」の機能とカテゴリー
3.2 「ダ」と「デス/です」の分析
4.まとめ
第2章注
第 3 章 「カ」
1.主文末の助詞「カ」
1.1 情報疑問文
1.2 非情報疑問文
1.3 まとめ
2.「カ」付き疑問文と「カ」無し疑問文
2.1 主文末助詞「カ」の意味特性
2.2 モーダルと「カ」
2.3 モーダル「カ」?
3.補文末助詞の「カ」
4.主文末助詞「カ」か補文末助詞「カ」か?
4.1 話法と「カ」
4.2 まとめ
5.主文末助詞「カ」と談話上の制約
6.疑問文の構造とその分析
6.1 「カ」のカテゴリー
6.2 理論的分析—情報疑問文
6.3 理論的分析—非情報疑問文
7.まとめ
第3章注
第 4 章 「ダ」と「カ」
1.問題
2.解決策—先行研究から
2.1 Miyagawa(1987、2007)
2.2 上山(1990)
2.3 Yoshida and Yoshida(1996)
2.4 西垣内・石居(2003)
2.5 まとめ
3.解決策—本分析による試み
3.1 主文の「ダ」
3.2 補文内の「ダ」
4.AR の検証
4.1 局所性とAR
4.2 疑問語「なぜ/どうして」とAR
5.主文の「ダ」の記述
5.1 主文末助詞「ね」の制約
5.2 主文の「ダ」の機能の一般化
6.まとめ
第4章注
参考文献
おわりに
索引
著者プロフィール
森川 正博(モリカワ マサヒロ)
名古屋外国語大学 外国語学部 英米語学科 教授
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