発行:ひつじ書房 この版元の本一覧
A5判 424ページ 上製
定価:2,800円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-89476-425-5 C0090
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奥付の初版発行年月:2009年11月 書店発売日:2009年12月07日
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テクスト論を中心とする、70〜80年代に受容された欧米文学理論はもはや過去のものにすぎないのか? そして文学教育は、「実用性」を欠いた無用の長物なのか? このような問題意識の下、内外の文学研究と国語教育の歴史を振り返り、〈いま〉という時代に必要な新しい文学教育の理論を提言する。文学教育の場が、「教師が一方的に意見を押しつける場」とも「生徒が言いたい放題意見を言う場」とも違う、「他者との関係を学ぶ場」となることを目指す。
目次
PART I 座談会
国語教育とテクスト論(の限界と可能性)
司会 高木 信
助川幸逸郎 馬場重行 齋藤知也 中村良衛 鈴木泰恵
PART II 国語教科書掲載作品のテクスト論的読解・テクスト論的授業実践報告
○古典文学編
『枕草子』というテクストと清少納言 安藤 徹
教材「春はあけぼの」とテキストの〈正しさ〉 津島知明
女を語ること・桐壺巻の「恋」と紫のゆかりの方法 斎藤昭子
開かれた『更級日記』へ─テクスト論による試み 鈴木泰恵
○近代文学編
テクスト研究の諸方法による芥川龍之介「羅生門」の解釈と鑑賞 中川千春
森鴎外「ぢいさんばあさん」論─語りなおされた「舞姫」 山口 徹
「メロス・ゲート」を追え!—国語教科書の(レ)トリックス 前田 塁
〈語り/騙り〉としての『山月記』—「欠ける所」と漢詩への欲望、あるいは李徴は「変化」したか? 高木 信
PART III 海外でのテクスト論受容と文学教育の現在
中国の国語教育における文学教育の現状 李 勇華
20世紀アメリカ文学批評史を考える 孫崎 玲
フランス・バカロレアの試験問題からみる国語教育 黒木朋興
PART IV 文学教育の〈学〉の可能性を探る
〈東大古文〉に抗う伊勢物語 助川幸逸郎
「責任ある読者」をめざして─「テクスト論」を視野に入れた授業を展開する前に考えておくべきこと 中村良衛
PART V 日本のテクスト論受容史
日本文学研究におけるテクスト論受容史 古典編 佐藤清隆
研究・批評の手法から教育のための技術へ—「テクスト論」の受容と課題 近代日本文学編 付・参考文献ガイド 千金楽 健
戦後のフランス文学批評における理論と歴史の攻防 合田陽祐
著者プロフィール
鈴木 泰恵(スズキ ヤスエ)
早稲田大学・武蔵野大学他非常勤講師
上記内容は本書刊行時のものです。高木 信(タカギ マコト)
相模女子大学教員
上記内容は本書刊行時のものです。助川 幸逸郎(スケガワ コウイチロウ)
横浜市立大学・東海大学・河合塾他非常勤講師
上記内容は本書刊行時のものです。黒木 朋興(クロキ トモオキ)
上智大学非常勤講師
上記内容は本書刊行時のものです。コメントとトラックバック »
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