発行:同時代社 この版元の本一覧
四六判 224ページ 上製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-88683-423-2 (4-88683-423-X) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:1999年12月
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「軽すぎた」刑の秘密を明かし、オウムの変わらない危険性をえぐる! 今、オウム問題をどう見るべきか
【特別インタビュー】宗教学者・浅見定雄氏に聞く「カルト集団とマインドコントロール」収録! オウム真理教、ライフスペース……。繰り返されるカルト集団の事件。健全な人こそはまるマインドコントロール「10の法則」とは?
目次
1 上祐史浩の謎
2 いま、オウムは危険か
3 信者たちは「特殊」か
4 オウムの危険性にどう対処すべきか
・浅見定雄氏に聞く カルト集団とマインドコントロール
・オウム問題についての私の反省 あとがきに代えて
前書きなど
上祐史浩はこれからどのような人生を送っていくのだろうか。
地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教に強制捜査が入った直後、ロシアで活動していた上祐史浩は麻原彰晃からただちに帰国するよう命じられた。日本に戻ってからの上祐ヘ、テレビに積極的に出演し、記者会見などでも教団は事件と無関係との論陣を張った。「教団の顔」としての活動は、あれから5年が経とうとしているのにいまだ印象的だ。1995年10月6日に逮捕される直前、彼は私にこう語っている。
「私には残った信者たちの生活を守る仕事があるんですよ。何よりも信仰が大切なのであって、そのためにはオウム真理教の組織がなくなってもいいと思っているんです」
幻の自主解散構想だ。上祐からこの相談を受けたとき、私はこの構想が彼の逮捕に結びつくとは思ってもいなかった。「私の逮捕はありませんよ」と本人も自信をもって語っていたぐらいだ。その根拠を推測させる発言を私は上祐から密かに聞いていた。上祐史浩と私だけが共有しているそうした「秘密」がある。そのすべてをこれから明らかにしようと思う。上祐史浩が凶悪事件にも関わっていたかもしれないと聞けば多くの人はどう思うだろうか。私たちの印象に残る上祐史浩の「顔」の背後には隠されたもうひとつの「顔」があった。上祐史浩の「素顔」を知ることは、これからのオウム真理教の行方を探ることでもある。(本書・「プロローグ」より)
当時は、「亀戸の異臭騒ぎ」はオウムが炭疽菌を撒こうとしていた、という疑惑になっていた。
「その建物の中に上祐さんはいたじゃないか」
「いました。だけどあれは炭疽菌じゃありません」
そのインタビューでは、このような話になった。その下りをインタビューが終わった段階で載せないでくれというのだ。「どうして?」と聞くと、彼は「実は」と言って、こう切り出した。
「炭素菌を撒いていたと言われている異臭騒ぎについてはいっさい語るな、と警察の人に言われているんです」(本書・「1 上祐史浩の謎」より)
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