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三成伝説
現代に残る石田三成の足跡
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2009年9月
- 書店発売日
- 2009年9月15日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2012年2月14日
紹介
忍城水攻めを主導したのは誰か? 朝鮮の役での功労者とは? 関ヶ原の戦いの真実とは? 第一陣(第一部)では、出生の地・近江石田から佐和山、武蔵忍、肥前名護屋、朝鮮、関ヶ原、近江古橋、そして終焉の地・京、高野山まで、三成の生涯を追いながらゆかりの史跡を訪ね、残された伝説の「真実」を探る。
直江兼続との間に徳川家康挟撃について密約はあったのか? 大谷吉継との友情は? 嶋(島)左近は近江出身か? 第二陣(第二部)では、正継・正澄・重家・辰姫ら石田一族をはじめ、嶋左近、蒲生郷舎(喜内)、真田信之、直江兼続、大谷吉継、舞兵庫、島津義弘ら、三成をめぐる人々を紹介し、彼らが印した足跡をたどる。
インターネットの世界で出会った全国のファンが、石田三成が生きた「証」を求め、国内各地はもちろん韓国の史跡をもたどった。オンライン三成会が総力を結集して綴った空前絶後の三成ガイドブック、三成生誕450年を迎える2010年を前にして、いよいよ登場!
目次
■第一陣 三成の生涯を追って
近江・石田/近江・水口/武蔵・忍/近江・佐和山/近江・彦根/朝鮮・文禄の役/
肥前・名護屋/美濃・関ヶ原/近江・古橋/山城・京/紀伊・高野山/羽後・秋田
ガイド:滋賀/埼玉/韓国/佐賀/岐阜/京都/和歌山/秋田
■第二陣 三成をめぐる人々
石田正継/石田正澄/石田重家/辰姫/嶋左近/蒲生郷舎(喜内)/真田信之/
直江兼続/大谷吉継/舞兵庫/島津義弘
ガイド:京都/熊本/大分/青森/群馬/奈良/滋賀/岐阜/長野/新潟/福島/大阪
■コラム
忍城攻め諸将その後/佐和峯紅葉 許六詠/三成の藤/
大垣や関ヶ原に残る遺跡・逸話/古橋の「都市伝説」/
伏見大名屋敷の名残/直江兼続の墓もある高野山/三成の首はどこへ行ったか?/
妙心寺寿聖院を訪ねて/生き延びた姉妹弟たち/津軽へ伝えられた「豊臣」の名/
「蒲生郷舎」の本名/不屈の闘将吉継、烈雪に舞う/「若江八人衆」の行く末/
粘り腰外交によって本領を安堵された島津家
前書きなど
石田三成がこの世を去って四百年。
長い年月の間にその足跡は風化し、
人々の思惑の中でゆがめられていった。
しかし、その生きた証は今も各地に残っている。
そのかすかな証を求めて、日本の北から南、
そして海を超えた異国まで訪ね歩き、
三成の「真実」を明らかにしようとした。
世に知られず、口伝や伝承のみに基づく史跡もある。
誰がいつ三成との関わりを唱えたのか不明なものも多い。
しかし、疑問視されている史跡こそあえて紹介したい。
なぜなら、私たちの生きる時代より前に、
三成の生き方を同じように追った人々の影が
そこに含まれているかもしれない、と思うからである。
これは石田三成と彼をめぐる人々の過去の流れを追い、
現代に伝えようと試みた記録である。
オンライン三成会
版元から一言
『新装版 三成伝説』、2012年3月15日発売です。
ひとことで言うと「こんな三成本、今までになかった!」インターネットでつながるオンライン三成会の会員が、全国各地に散らばる石田三成の関連遺跡を実際に訪ね、「三成伝説」の真実へと迫る。歴女(レキジョ)から中高年の戦国ファン、歴史研究者まで、待望・絶賛・必携のガイドブック。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。