アイヌの神謡
久保寺逸彦:訳
発行:草風館 この版元の本一覧
A5判 486ページ 上製
定価:4,800円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-88323-138-6 (4-88323-138-0) C3039
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年02月 書店発売日:2004年02月29日
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紹介

アイヌ民族の伝承文学の貴重なモニュメント●かつて刊行された『アイヌ叙事詩 神謡・聖伝の研究』(1977年・岩波書店刊)に収載されたアイヌの故老・老媼から採録した神謡(Kamui-yukar)106編と聖伝(Oina)18編は、対訳・注解編であり、その刊行時に、現代訳をした「説話編」は割愛された。本書は、岩波版では原文のニュアンスを味読するには容易でなかった、これらの伝承文学を神話・説話として理解しやすく把握できるように編者が現代訳にした124編すべてを収録した。

前書きなど

【アイヌの神謡について】神謡は神々が人間の口を借りて、その身の上を自叙して歌う神話を内容とする叙事詩である。神謡の主体たる神も、汎神的な神々で、鳥獣・草木・日月・星辰あらゆるものがそれである。熊・梟・兎・狐・鯨・鯱等々も神であり、時に妖魔や化物さえも神と考えるので、およそ我々の神の観念とはかけ離れたものである。神謡の言語は、日常の口語とかなり違った古風な雅語で、一編毎に違った節調をもって歌われるが、それは「歌う」と「語る」との中間をいくような、あまり抑揚変化のない単純なものである。神謡は、短い言葉は声を伸ばして長めに歌い、長い言葉は早めに歌って、ほぼ四拍子に合う程度にそろえて歌うのである。

著者プロフィール

久保寺逸彦(クボデライツヒコ)

1902年 北海道生まれ
1925年 國學院大学卒業
1949年 東京学芸大学教授
1960年 『アイヌ叙事詩 神謡・聖伝の研究』により文学博士
1966年 駒沢大学教授
1971年 死去
著書/久保寺逸彦著作集全2巻(草風館刊)

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