名前を返せ
下村 作次郎:訳
発行:草風館
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四六判 324ページ 上製
定価:2,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-88323-129-4(4-88323-129-1) C0097
在庫あり
奥付の初版発行年月:2002年12月
書店発売日:2002年12月09日
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紹介

本選集は、原住民文化運動を背景に生みだされてきた台湾原住民文学を体系的に日本に紹介する最初の試みである。第1巻から第4巻までは、80年代から90年代に輩出した11族の原住民作家の詩や小説、さらに随筆や評論を収め、第5巻では各族の神話伝説を収録する。これによって台湾の原住民族の人々がどのような神話伝説を有し、どのような価値観をもって、どのような環境のなかで、どのように生きているのかを知ることができるだろう。

目次

◎モーナノン集◎
僕らの名前を返せ/ 鐘が鳴るとき─受難の山地の幼い妓女姉妹に/もしもあなたが山地人なら/燃やせ/  山地人/ 帰っておいでよ、サウミ/遭遇/白い盲人杖の歌/百歩蛇は死んだ 
◎トパス・タナピマ集◎
トパス・タナピマ/最後の猟人/小人族/マナン、わかったよ/ひぐらし/懺悔の死/サリトンの娘/ウーリー婆の末日/ぬぐいされない記憶/名前をさがす/恋人と娼婦/救世主がやってきた/怒りと卑屈
【解説】台湾原住民文学とはなにか 下村作次郎

前書きなど


◎僕らの名前を返せ◎
「生番」から「山地同胞」へと
僕らの名前は
台湾の片隅に置きざりにされてきた
山地から平地へ
僕らの運命は、ああ、僕らの運命は
ただ人類学の調査報告書のなかでだけ
丁重な取りあつかいと同情を受けてきた
    (以下略 モーナノン集より)

版元から一言

台湾山地人の魂の叫び/台湾原住民文学の旗手
続巻/第2巻 故郷に生きる リカラッ・アウー/シャマン・ラボアン集
第3巻 永遠の山地 ワリス・ノカン集
第4巻 海よ山よ 20名諸家集
第5巻 神々の物語 11族集

著者プロフィール

下村 作次郎(しもむら さくじろう)

1949年新宮市生まれ。関西大学大学院文学研究科博士課程修了。1980年中国文化大学
交換教授、2000年成功大学台湾文学研究所客員教授。現在、天理大学国際文化学部教授。
中国現代文学、台湾文学、台湾原住民文学。台湾の文学研究を通じて台湾・中国を研究。
著書に『文学で読む台湾』(田畑書店)、共訳書に呉錦発編『悲情の山地—台湾原住民小説選』(同)、 相揚著『抗日霧社事件の歴史』(日本機関紙出版センター)、共編に『よみがえる台湾文学』(東方書店)、『台湾大衆文学』(前衛出版社)、『日本統治期台湾文学評論集』(緑蔭書房)など。

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