十七歳のウエペケレ知里幸恵
藤本英夫
発行:草風館
この版元の本一覧
四六判 336ページ 並製
定価:2,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-88323-128-7(4-88323-128-3) C0023
在庫あり
奥付の初版発行年月:2002年10月
書店発売日:2002年10月21日
※送料は無料です
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA/Master)がご利用になれます
Tags: none

他のオンライン書店で購入※リンク先の書店では、お取り扱いしていない場合があります。あらかじめご了承ください

アマゾンboople.com紀伊國屋BookWebブックサービスビーケーワンセブンアンドワイ
e-hon楽天ブックス文教堂Jbooksライブドアブックス本やタウンYahoo!ブックス

紹介

本書は19歳で亡くなったアイヌの女性・知里幸恵の青春の物語。幸恵は「ア
イヌ最後の最大の叙事詩人」である祖母・モナシノウクの懐で聞いたアイヌの
世界を『アイヌ神謡集』という本に書き残して夭折。著者が30年にわたって幸
恵を追いもとめ、アイヌ世界の伝承を体現した幸恵の生涯を入念に描いた決定版。

目次

ぷろろーぐ
1 東京で死んだアイヌの少女
2 知里家と金成家
3 アイヌにもあった創氏改名
4 ヌプルペッ=登別の少女
5 コタンに咲く花
6 秘話一つ
7 新しい母校
8 「知里幸恵は旧土人なり」
9 「海が懐かしくて……」
10 「近文の一夜」
11 十七歳のウエペケレ
12 「此の砂赤い赤い」
13 幸恵恋譜
14 『炉辺叢書』
15 『ウタリグス』
16 東京へ︱︱少女の旅
17 Shirokanipe ranran pishkan
18 ハイタヤナ
あとがき
資 料(1〜15)
1『アイヌ神謡集』 2「A様」 3「A2」 4「A3」 5ハイタヤナ
6アイヌ神謡集 序 7本間重より幸恵あて手紙 8知里なみから金成マツあて 葉書 9夢の秋 10 豊栄小学校創立一〇周年記念祝辞 11高等科一年の手紙 12近 文便り 13金成マツから金田一京助あて手紙 14-1知里幸恵発信手紙 14-2金 田一京助から幸恵あて手紙一覧 15知里幸恵年譜

前書きなど

「ぷろろーぐ」より
 「銀の滴降る降るまはりに、金の滴
 降る降るまはりに。」と云ふ歌を私は歌ひながら
 流に沿つて下り、人間の村の上を
 通りながら下を眺めると
 昔の貧乏人が今お金持になつてゐて、昔のお金持が
 今の貧乏人になつてゐる様です。
 海辺に人間の子供たちがおもちやの小弓に
 おもちやの小矢をもつてあそんで居ります。 
 「銀の滴降る降るまはりに
 金の滴降る降るまはりに。」といふ歌を
 ………
                 (知里幸恵『アイヌ神謡集』大 ・8 郷土研究社版より)
 最近はこの詩、耳にする機会が多くなった。若い人のなかには、ここ十数年、中学校の国語教科書に載っているので思いだす人がいるのでは……。
 『声に出して読みたい日本語』(斎藤孝 草思社)という、よく売れている本がある。そのなかの「物語の世界に浸る」の章に、川端康成「伊豆の踊子」、紫式部「源氏物語」、芥川龍之介「蜘蛛の糸」などと並んでこの一節がある。それをみたとき、私は嬉しくなった。この詩を世におくった、″知里幸恵″という女性の生涯を長いあいだ追いかけてきていたので──。

 知里幸恵は、北海道登別生まれのアイヌの女性である。
 明治36年(1903)6月8日生まれ(戸籍上)、大正11年(1922)9月18日、19歳3カ月で夭逝した。2003年は生誕100年であるが、彼女の著書、『アイヌ神謡集』(大 ・郷土研究社)発刊80年とも重なる。ここに掲げた詩は、その本に収められた最初の「梟の神の自ら歌つた謠『銀の滴降る降るまはりに』」の冒頭部分である。

版元から一言

知里幸恵生誕100年記念出版!
幸恵伝記の決定版

著者プロフィール

藤本英夫(ふじもと ひでお)

1927年北海道天塩生まれ。1950年北海道大学卒業。
著書『アイヌの国から』『知里真志保の生涯』(ともに草風館)『金田一京助』(新潮社)『泉靖一伝』(平凡社)等。

※送料は無料です
※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA/Master)がご利用になれます


コメントとトラックバック »

まだコメントとトラックバックはありません

TrackBack URI : http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-88323-128-7.html/trackback/

コメントをどうぞ

▲ページの上端へ