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関東地名物語 山田 秀三(著) - 草風館
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関東地名物語 (カントウチメイモノガタリ)

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発行:草風館
A5判
164ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-88323-058-7   COPY
ISBN 13
9784883230587   COPY
ISBN 10h
4-88323-058-9   COPY
ISBN 10
4883230589   COPY
出版者記号
88323   COPY
Cコード
C3025  
3:専門 0:単行本 25:地理
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
1990年6月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

「谷」地名の徹底的踏査――山田秀三流日本語地名研究法。
古代関東の地名が見えてきた―実際に現地に行き、古老の話に耳を傾け、土地の香りをかいで、丹念にひとつひとつの地名を吟味・解明する、これが山田秀三流の地名研究の真骨頂である。

目次

 第一編「谷」地名の略説
一、ヤトとヤツは同義語だった。ヤもその仲間らしい
二、夥しい数の地名であった
三、東(あづま)言葉だったらしい
四、谷の字を当てた各種地名
五、ヤト、ヤツの語義―時代により変遷したらしい
 (1)湿原説(2)農村時代のヤト、ヤツの語義
 (3)都市化してからの語義
六、ヤ(谷)の語義
七、ヤチ(谷地)地名の語義
八、ガイド、カイトの話
九、アイヌ語説は賛成できない
一〇、関東地方内の分布略図
  (1)ヤ(谷)(2)ヤト(谷戸、谷)(3)ヤツ(谷津、谷)(4)ヤチ(谷地)
一一、もともとの言葉?

 第二編 地域別の記録
一、千葉県
  (1)桜井谷(2)西谷、中郷谷、上郷谷、竹谷(3)富津市のヤツ(4)船橋の古図の二つのヤツ(5)ヤツが
千葉県に夥しくあったこと(6)ヤトも僅かながらあること
二、神奈川県
 (1)鎌倉の谷(2)金沢のヤツ(3)大船のヤト
 (4)横浜市もヤト地帯だった(5)三浦半島のヤト
 (6)藤沢のヤト(7)県内の地名分布概略
三、東京都
 (1)江戸の谷(2)東京の街中のヤト(3)東京都西
  部のヤト(4)東京都内のヤツ(5)ヤチ、カイト
四、埼玉県
 (1)ヤトがはっきりしなくなっている(2)貝戸、皆戸等の地名(3)熊谷という地名(4)ヤツ地名が案外に
あったこと
五、群馬県
 (1)地名概略(2)ヤチ(谷地)地名(3)ヤツ(谷津、谷)地名(4)群馬児のカイト地名(5)カイト語義の各説(6)群馬のヤト(谷戸)地名
六、栃木県
 (1)地名分布の概略(2)ヤ(谷)(3)ヤツ(谷津)
 (4)ヤチ(谷地)(5)ガイトとガヤト(7)栃木県と
   群馬県の地名の差
七、茨城県
(1)ヤツとヤの語義(2)『角川地名大辞典』の地名採
 録数(3)『常陸国風土記』の夜刀(ヤト)(4)ヤチ地名(5)カイト系の地名

前書きなど

 長くアイヌ語地名の研究にたずさわった著者が、生まれ育った関東の地名を吟味する。関西では谷をタニと読む地方が多いが、関東では市ヶ谷、千駄ヶ谷、下谷、谷中のようにヤと読むのはなぜか。これは山あいの水のじゅくじゅくした土地をさす古語で、ヤ、ヤツ、ヤト、ヤチなどがあるという。神奈川にヤト(谷戸)が多く、千葉にヤツ(谷津)が多いなど、現地を歩き、古老の話に耳を傾ける楽しいフィールド・ノート。
              (1990.7.30 毎日新聞)

著者プロフィール

山田 秀三  (ヤマダ ヒデゾウ)  (

(略歴)本籍 福岡県
明治32年6月30日 東京市赤坂区榎坂町に誕生
大正6年3月 東京府立第一中学校卒業
  10年3月 第一高等学校卒業
  13年3月 東京帝国大学法学部政治科卒業
  13年5月 農商務省工務局属
  14年4月 商工省工務局
  14年11月 高等文官試験行政科合格
昭和2年5月 特許局審査官
  2年6月 商工省工務局
  3年6月 内閣資源局調査課
  4年4月  同 局 総務部
  8年6月  同 局 調査課長
  12年10月 企画院調査部
  14年4月  同 院 第三部
  15年4月  同 院 調査官第四部(兼)第一部
  15年11月(兼)総力戦研究所員
  16年5月  同 院 第二部第一課長
  16年6月 仙台鉱山監督局長
  18年3月 内閣官房調査官(兼)内閣東北局長
  18年5~6月 鈴木行政査察使随員
  18年7~10月 藤原行政査察使随員
  18年11月 内閣官房参事官
  19年4月 山下行政査察使随員
  19年11月 軍需省化学局長
  20年8月 商工省整理部長
  20年10月 退官
  24年4月 北嶺道曹達株式会社取締役社長
  36年3月 北海道文化財保護協会創立に参加、理事
  44年11月 北海道曹達株式会社会長
  54年3月 北海道曹達株式会社相

上記内容は本書刊行時のものです。