
発行:草風館 この版元の本一覧
四六判 212ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-88323-043-3 (4-88323-043-0) C0098
在庫あり
奥付の初版発行年月:1991年06月
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アマゾン|HonyaClub.com紹介
日本で、昭和は終わった。
人々は何食わぬ顔をして平成を装っている。
しかし、昭和という年号は今の日本の領土のみに敷かれたものではないことは、言ぅまでもな
い。韓国、台湾など、植民地にもそれは敷かれた.
だから、日本においてだけ終わっても、それらの土地では終わっていないという歪つな事態に
なる。
もちろんそれは法律的には終わったが、心情的には終わっていない。
昭和は韓国で、台湾で、いまだに続いているのである。それは終わろうとして終わることがで
きず、あたかも針が戻らない旧式のレコードプレーヤーのように、それらの土地で残響を奏で続
けている。(あとがきより)
目次
一部
昭和最後のソウル
日本語で韓国を語れるか
半島の想像力と島の想像力
情報感受性社会
ソウルの服に書く
NO!と言ぇる韓国人
東アジアの新しいマーケティングの時代
1 日本からアジアへ
2 アジアから地球へ
二部
刹那、アジア
韓国人といっしよに旅をした記
トワイライー・ゾーンに住む
皮膚感覚・韓国
君はうそを見たか
LAST KOREAN LOVE
三部
韓国人の顔・断想
韓国の虎とは何か
「太郎」はどこから来たか
現代花郎目録
国家が知らない私の愛
コスモポリタン宣言
前書きなど
1992.4.12 朝日新聞
失われてしまった心を求めて、電通のコピーライターだった著者は、初めて金浦空港に降りた時、この国にからめ取られて抜け出せなくなると感じる。退社してソウル大学院に留学、韓国女性を妻とし、マーケティ
ングや雑誌づくりを仕事としながら、限りなく韓国人に近い意識をもって書いたエッセー。ソウル大学の留学生相談室で在日韓国人学生が日本語で傍若無人に大声で話し合っているケースを取り上げているように、テー
マと分析はユニークだ。
1992.3.15 北海道新聞
四年前から韓国に住んでいる若手コピーライターが日本と韓国の違いや国民性などについて考えたことをつづったエッセー集。鋭敏な観察力で韓国社会の特徴や現状を見つめているほか、かつて戦争の加害者であっージをふりまく広告の世界に対しては率直に痛烈な疑問を投げかけている。「日本語で韓国を語れるか」と自問する姿勢には、両国の人びとの新しいつきあいかたを探す真しな目が見える。
1992.3.19 産経新聞
マーケター、コピーライターとして活躍、1988年に渡韓して現在ソウル大大学院で韓国のシヤーマニズムを研究中の著者のエッセー集。表題の一文はじめ「日本語で韓国が語れるか」「半島の想像力と島の想像力」な
ど十九編を収めているが、いずれも新鮮な視点と発想で読ませる。
例えば社会主義経済崩懐の根源的理由はマルクスが商品というものを誤ってとらえたからだとする一方、
韓国も日本も国際社会で生き残ってゆくためにはマーケティングの新しい方法論を選ばねばならないと説
く。日本の武士の原型は新羅の青年貴族集会の指導者「花郎(ファラン)」だという指摘や、韓国人の顔に
ついての断想、韓国の虎とは何かの考察も面白い。
著者プロフィール
小倉 紀蔵(オグラ キゾウ)
1959年東京生まれ。東京大学ドイツ文学科卒業後、電通入社。マーケター、コピユライタ−としで活躍。東京コピーライターズクラブ新人賞など受賞多数。88年退社、渡韓。ソウル大学院にて韓国のシヤーマニズムおよぴ哲学を研究。現在、東海大学助教授。
著書に『韓国語はじめの一歩』(筑摩書房)『最もシンプルな韓国語マニュアル』(アルク)『韓国は一個の哲学である』(講談社)『東京・ソウル物語』(孫恵民と共著・電通)等がある。
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