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ロレンスとマードック
父性的知と母性的愛
発行:彩流社
四六判
241ページ
上製
定価
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2004年4月
- 書店発売日
- 2004年4月30日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年5月29日
紹介
「哲学」をキーワードに、父性的知と母性的愛が交錯するイギリスを代表するD・H・ロレンスとアイリス・マードックの二人の作家の深奥に迫る新批評!
目次
序章 母の息子と父の娘
第一部 ロレンス――知を求めた母の息子
第一章 ロレンスとラッセル
第二章 反哲学者としてのロレンス
第三章 哲学としての『アポカリプス』
第二部 マードック――愛を求めた父の娘
第一章 愛と哲学
第二章 『哲学者の弟子』
第三章 『本と友愛』
前書きなど
「ロレンスが求めたものが哲学であるのなら、哲学者でもあるマードックの小説を考察することが、彼の哲学への志向を理解する手助けとなるだろう。ロレンスには失われた母を取り戻そうとすると共に、母の束縛から逃れるために父を求めようとする欲望が読み取れるが、彼の父への欲望は哲学への欲望となって作品に現れている。知を愛することである哲学は、本能的に行動しようとするロレンスにとって正反対のものであるが、それゆえに彼はそれを欲した。しかしマードックは、父性的な知を愛したという意味で父の娘であったが、知とその秩序を愛すると同時に、人々とその精神の混沌をも愛した。」(「あとがき」より)
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。