金成太郎伝伏流
富樫 利一
発行:彩流社
この版元の本一覧
四六判 399ページ 上製
定価:2,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-88202-867-3(4-88202-867-0) C0093
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年04月
書店発売日:2004年04月01日
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紹介

太郎はアイヌで初めて室蘭の小学校に学び、札幌の教員養成学校を卒業し教員免許を取得。英人宣教師J・バチェラーと共に相愛学校を設立。アイヌ語のローマ字教育などを試みたが志なかばで夭折。アイヌの存続に身命を賭した男を巡るロマン!

前書きなど

明治時代、幌別のコタンに金成喜蔵という人物がいた。太郎の父である。「金成喜蔵は七十有余にて性質正直にて和人、同族両者の間に勢力があり、徳望極めて高く、金成の言と言えば首を傾けぬ者なしとか。アイヌに稀なる財産家にして数多くの雇人さえ使役し漁獲、耕作等に従事し其の住家の如き、同村の和人の家に比するも上等の部に入るべき程にて、耶蘇教を信じ煙草一服、酒一滴も飲まず」(「北門新報」明治30・7・7)といわれた傑物だった。その子・太郎は、アイヌで初めて室蘭の小学校に学び、札幌の教員養成学校を卒業して教員免許を取得。教育の重要性を痛感してアイヌだけの学校をつくろうと政府に働きかけるが実現ならず。英国人宣教師ジョン・バチェラーと共に幌別に相愛学校を設立し、アイヌ語のローマ字教育などを試みた。しかし、志なかばにして夭折。本書は、波瀾にとんだ太郎の一生を精緻に描いた伝記小説である。

著者プロフィール

富樫 利一(トガシ トシカズ)

著書に「銀のしずく「思いのままに」ー知里幸恵の遺稿より」「エノン」「ラメトク〔勇者〕起つ」(彩流社)等がある

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