発行:彩流社 この版元の本一覧
四六判 221ページ 上製
定価:2,136円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-88202-282-4 (4-88202-282-6) C0097
在庫あり
奥付の初版発行年月:1994年01月 書店発売日:1994年01月14日
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スペインで130万部を越すロングセラー。カスティーリャ地方を舞台に、妻と死別し、友人も次々と先立ち、自慢の息子も都会へ出て行った定年退職後のエロイ老人の孤独感を、お手伝いの田舎娘デシーとの日常生活を通じて描く。
版元から一言
題名の『赤い紙』とは煙草の巻紙のことである。煙草を自分の手で巻いていた頃、巻紙が少なくなると赤い印が出て残りが五枚であることを知らせる仕組みになっていた。現在のティッシュの箱でも残り枚数が少なくなると色をつけて知らせるようになっている。あれをうんと小さくしたようなものである。言うまでももなく、定年退職した主人公の残りの人生がこの五枚の巻紙に暗示されており、物語の主題として執拗に繰り返されるのである。(訳者あとがき)
(社)日本図書館協会、(社)全国学校図書館協議会 選定図書
著者プロフィール
ミゲル・デリーベス(デリーベス,M(ミゲル))
Miguel Delibes(1920-2010)。1920年、バリャドリッド生まれ。2010年、バリャドリッドの自宅で逝去。スペイン現代文学の中心的存在。1947年『糸杉の影は長い』でナダル賞を受賞。カスティーリャ地方の都市や田舎を舞台にした作品が多く、代表作は『道』『マリオとの五時間』『カジョ氏の選挙戦』『無垢なる聖者』『好色六十路の恋文』他多数。邦訳書に『好色六十路の恋文(西和リブロス)』(ミゲル・デリベス著、喜多延鷹訳 、西和書林、1989年)、『赤い紙』(本訳書、ミゲル・デリーベス著、岩根圀和訳、彩流社、1994年)、『灰地に赤の夫人像』(ミゲル・デリーベス著、喜多延鷹訳、彩流社、1995年)、『エル・カミーノ(道)』(ミゲル・デリーベス著、喜多延鷹訳、彩流社、2000年)、『異端者』(ミゲル・デリーベス著、岩根圀和訳、彩流社、2002年)、『マリオとの五時間』(ミゲル・デリーベス著、岩根圀和訳、彩流社、2004年)、『ネズミ』(ミゲル・デリーベス著、喜多延鷹訳、彩流社、2009年)などがある。
上記内容は本書刊行時のものです。岩根 圀和(イワネ クニカズ)
1945年生まれ。神奈川大学教授。
主要訳注書 カルデロン『人生は夢』、『名誉の医師』、『サラメアの村長』、ローペ・デ・ベガ『復讐なき罰』、アラルコン『疑わしき真実』、セルバンテス『ヌマンシア』(以上、大学書林)ほか。
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