カウンセラー良子さんの子育てはなぞとき
内田 良子
発行:ジャパンマシニスト社
この版元の本一覧
四六判 184ページ 上製
定価:1,238円+税 総額を計算する
ISBN978-4-88049-173-8(4-88049-173-X) C0077
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年07月
書店発売日:2004年07月05日
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紹介

ぐずり、チック、泣きわめき、かむ、おもらし、くせ、わがまま、登園・登校をいやがる……。
「なぜ?」と理解に苦しむこどもの行動には、かならず理由があります。コトバにならないこどもの「訴え」に、どう耳を傾け、受けとめるのか。
身近な例をもとに、どの子にも共通する受け止め方の具体的なヒントを提案します。こどもをとりまく生活環境・社会環境が危ぶまれる今だからこそ、親、保育関係者、教師……、こどもと関わるすべての大人に読んでほしい一冊です。

目次

  はじめに
1 小さな心理室から
2 「チック」がはじまったとき
3 登園を嫌がるこども
4 三歳になるまでに……
5 幼いこどもの理解力
6 深く疲れたこども
7 いじめ
8 こどもを叩く親たち
9 登園拒否をしたこどもたちの10年後
10 先生がいじめる
11 学校のトイレが使えない
12 「学校に行かない」といえないこどもたち
13 それでも続く学校離れ
14 こどもが途方にくれたとき
15 こどもの発言に直面した先生たち
16 こどもが信頼感を抱くとき
  おわりに

前書きなど

 こどもの成長の源は、身近にいる大人の模倣です。言葉も身ぶりも生活習慣も、吸取紙のように吸収して自分のものにしてゆきます。幼いこどもたちのごっこ遊びを見れば一目瞭然。口ぐせもしぐさも価値観までもそっくりにふるまいます。大人は赤面しますが、こどもたちはとてもよいことだとお手本にしているのです。親とこどもの衝突はここから始まり、頻発します。こどもの言動に困りはて、どう対処してよいのかわらかなくなった親たちが「毎日が戦争のよう」と相談に訪れます。
 こどもは親が心配しているようには、自分のことを心配しているとはかぎりません。むしろ、なぜ心配されるのか理解に苦しみ困惑している場合がよくあります。もちろん、親に気づいてもらいたいこと、心配して遠慮してもらいたいことは山ほどあるのですが、逆にそこは親の死角になっていたりします。このボタンのかけちがいが事態を混乱させ、問題を大きくしています。
 エッセイを読んでいただくと、このいきちがいは、こどもの目線で問題を見直してみると、とてもわかりやすいことだということに気づいていただけると思います。理解に苦しむこどもの言動が視点をおきかえるだけで、むずかしいなぞがとけるように氷解してゆき、こどもがいとおしく思え、心から受け入れられるようになるのです。そう、子育てのなぞときは、相手の立場に立って考えること、こどもの立場に立って問題を見直すことなのです。
(「はじめに」より一部抜粋)

著者プロフィール

内田 良子(ウチダ リョウコ)

1942年生まれ。心理カウンセラー。73年より東京都内数ヶ所の保健所にて相談活動を続け、2000年まで中野区の佼成病院心理室に勤務。98年から「子ども相談室・モモの部屋」を主宰し、登校拒否、不登校、非行、ひきこもりなどのグループ相談会を開いている。
立教大学非常勤講師、NHKラジオの電話相談「子どもの心相談」アドバイザーとしても活躍中。育児サークル、登校拒否を考える親や市民の会、幼稚園や小学校など、全国各地で講演をおこなう。こどものこころ・からだ・いのちを考える健康BOOK『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』にて「幼い子のこころとくらしQ&A」を好評連載中。

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