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がっこう百科 岡崎 勝(編著) - ジャパンマシニスト社
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がっこう百科 (ガッコウヒャッカ) 技ありの先生たちだからこそ書けた「とことん使える」生活・学びのアドバイス (ワザアリノセンセイタチダカラコソカケタ「トコトンツカエル」セイカツ・マナビノアドバイス)

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A5判
328ページ
上製
定価 1,905円+税
ISBN
978-4-88049-125-7   COPY
ISBN 13
9784880491257   COPY
ISBN 10h
4-88049-125-X   COPY
ISBN 10
488049125X   COPY
出版者記号
88049   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2005年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2012年3月9日
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紹介

学校での困りごと…、解決のヒントが308項目
「あいうえお」、漢字といった「読む」「書く」の基礎から、宿題の手伝い方、時計の読み方、分数、持ち物などの“勉強のポイント”。LD、いじめをしたとき、学校の話をしない子、席を替えてほしい、友だちができないなどの“友達関係”。そのほか、校長先生と話をしたい、担任、先生の心の病気、学校二学期制、親どうしのトラブル、学童保育、セキュリティ、学級崩壊、通学路と登校時刻、PTA,連絡帳の書き方、アトピー・アレルギーの子、薬を持っていくときなど“先生や他の保護者との関係”から“安全”“学校での暮らし”まで…、6年間いつも手元に置いておきたい、「小学校の百科事典」です。

目次

●ジャンル別項目一覧
▼いろんな友だち
アスペルガー症候群・ADHD・LDといわれる子/歩き回る子/いじめ/いじめをしたとき/いじめられたとき/一年生/お金と友だちづきあい/男の子は弱くなったか/おとなしい子/女の子は強くなったか/学校の話をしない子/からかわれやすい子/吃音のある子/きょうだいのいない子/きょうだいのいる子/キレやすい子/けんかをしたとき/五年生/三年生/しっかりした子/障がいを持つ子/成績のいい子/成績の悪い子/席を替えてほしい/席替え/体育の苦手な子/友だちができない/友だちづきあい/何年生まで泣くか/二年生/ひとり親家庭の子/ぶきっちょな子/みんなより幼い子/目立ちたがる子7/四年生/六年生
▼学校のモノたち
赤鉛筆/赤白帽/上ばき/絵の具セット/鉛筆/学級通信/教科書/消しゴム/下駄箱/校歌/紅白まんじゅう/裁縫セット/さすまた/算数セット/算数で使う道具/シールと「がんばり表」/習字セット/制服/ぞうきん/卒業アルバム/卒業証書/体操着/道具箱/ナイフと彫刻刀/名札/年賀状/ノート/ハンカチとティッシュ/筆箱/プリントの整理の仕方/ランドセル 
▼先生という人たち
いろいろな先生/机間巡視/校長先生と話をしたい/職員会議で何を話しているか/職員室という場所/先生を替えてほしい/先生のお給料/先生の組合/先生の研修/先生の心の病気/先生の識別方法/先生のファッション/先生は忙しくなったか/先生への評価制度/担任にはずれた?/どこまでが先生の仕事か/熱血先生はまだいるか/不適格教師/保健室の先生
▼学校と教育の問題
愛国心教育/学習指導要領/学力低下/学校五日制/学校開放/学校選択制/学校二学期制・二期制/学校は託児所だ/学校は貧乏か/学校評議員という仕事/教育改革/教育基本法/教科書検定/心の教育/『心のノート』/三〇人学級/セキュリティ/特色ある学校/特別支援教育/日の丸・君が代/文部科学省/ゆとり教育
▼学校ぐらし
あいさつ/朝の会・終わりの会/イベント/いろいろな職員さん/運動会/エッチな話/遠足で注意すること/お金を取った・取られた/おさがりを使いたい/落としものをしたとき/親どうしのトラブル/係・当番/学芸会・展示会を見るポイント/学童保育/かたづけ/学級委員/学級崩壊/学級崩壊にあたったとき/学級目標/学校で飼っている動物/学校で事件があったとき/学校に行きたくない/学校の気になる場所(学校の怪談)/学校への電話の仕方/家庭訪問/気をつけ、休め、前ならえ/着替え/給食/給食が食べられな/給食当番/給食費の集め方/教育委員会に直訴したい/緊急下校/クラス替えのショック/クラブ活動/携帯電話を持たせるとき/欠席するとき/個人情報保護/個人面談/子ども会(地区子ども会)/子どもの心の病気/作品の整理の仕方/差別/時間割の見方/始業式・終業式/児童会/児童虐待/写真の買い方/就学援助/就学時健診/就学相談/修学旅行で注意すること/集金で注意すること/集団登校/授業参観で何を見るか/障がい児学級/小学生のファッション/セクハラ/そうじ/早退するとき/卒業式/体罰を受けたとき/男女混合名簿/遅刻するとき/知能テスト/中学校選び/調査票に書くべきこと/朝食は食べさせないといけないか/通学路と登校時刻/通級指導/テレビゲームばっかりしている/テレビばっかり見ている/転校するとき/トイレで困ること/夏休みのすごし方/荷物が多い/入学式/パトロール/バリアフリー/春休みにやっておくといいこと/バレンタインデー/班活動/犯人探し/PTA/避難訓練/不登校/冬休みにやっておくといいこと/フリースクール/ホームスクール/放課後のすごし方/保健室登校/保護者会の活用法/ボランティア/マラソンで注意すること/持ちものに名前をつける/持ちものの準備/持ってきてはいけないもの/ものがなくなる/休み時間をどうすごしているか/養護学校/ラジオ体操/リサイクル/冷暖房/連帯責任/連絡事項をうまく伝えられない/連絡帳の書き方/連絡網/忘れもの/「ん?」
▼からだのこと
頭ジラミ/アトピー・アレルギーの子/うつる病気にかかったら/学級閉鎖/ぎょう虫検査/近視の子/薬を持っていくとき/けがをさせたとき/けがをしたとき/健康診断/検尿・検便/校医さん/歯科検診とフッ素塗布/持病のある子/トイレで失敗しそうなとき/難聴の子/熱があるとき/乗りもの酔い/はだし/プールで気をつけること/ブラジャーはいつから必要か/保健室/予防接種
▼さあ、お勉強
あいうえお/IT授業/朝読/インターネットの活用法/英語の学習/お金の教育/音楽/音読/音読カード/「書く」基礎の基礎/家庭/環境教育/漢字を楽に覚えるには/郷土の学習/禁煙教育/九九を楽に覚えるには/グループ学習/群読/国語/国際交流教育/材料集め/作文の書き方/算数/算数でつまずくポイント/ジェンダーフリー教育/社会科/自由研究のテーマ選び/習熟度別学習/授業がつまらない/授業がわからない/宿題をなぜ出すか/宿題が多すぎる・少なすぎる/宿題の手伝い方/塾に通わせたい/食育/植物の観察/「調べ学習」の手伝い方/人権教育/図工/生活科/性教育/絶対評価/戦争をどう学ぶか/総合学習/相対評価/体育/台形の面積/体験学習/中学受験/通知表をどう見るか/通知表に納得できない/ティームティーチング(TT)/テストの受け方/鉄棒がうまくなるに/道徳/読書/読書感想文の書き方/時計の読み方/図書室の利用の仕方/縄跳びがうまくなるには/日記に書くことがない/百ます計算/文章題が苦手/分数/丸つけ/読み聞かせ/「読む」基礎の基礎/理科/ローマ字
▼図版ページ一覧
あいうえお/「書く」基礎の基礎/かたづけ/漢字のことを知ろう/九九の覚え方/算数の基礎の基礎/時間割の見方/通知表の見方/時計の読み方、基礎の基礎/連絡帳の書き方・手紙の書き方
▼五十音順索引
▼親と子と先生のためのブックガイド

前書きなど

● 子どもたちの喜び、不安、驚きをしっかり受け止めてあげたい。
「子どもが幸せな国なら、そこではきっと大人たちも幸せだろう」。ボクはそう確信している。子どもは現在と未来を生きることができる「人類の希望」なのだ。
 だから学校は、子どもに希望を保障しうるところにならねばならない。ときどき、ボクたち大人はそのことを忘れてしまう。大人たちも、子どもたちから元気をもらわなければならない。
 大人は、子どもたちが「学校って楽しい」といってくれるようにする責任がある。どうしたら「楽しい学校生活」になるか? 
 第一に、学校に「友だち」がいること。第二に、学校のどこかに「自分の居場所」があること。第三に、好奇心や興味をかき立てられ、満足できる「活動」や「授業」に参加できること。これらすべてが満たされないにしても、このうち一つくらいが満たされれば、「学校もけっこうイケル」はずだ。
(中略)
  子どもに学校のようすを聞いてもなかなかわからないことがある。そんなとき、この本を読む。「ああ、そういうことだったのか」とか「こうすればいいのか」と納得できることも書いてある。「このあたりがおさえどころなんだな」と親はわかり、教員が読めば自分の仕事のかんどころを再度、確認できるはずだ。
学校でのさまざまな流儀には地域性による違いもあるし、おのおのの教員の考え方にも若干の温度差がある。この本のいろんなところにそれが出ている。しかし、「そんな地域もあるのか」「そんなことを考える先生もいるのか」と読んでもらえれば、狭い「教育観」に陥らずにすむ。本書にはそんなメリットもある。
 教育や学校を考えるときにいちばんよくないことは、「自分の世界がすべて」と思いこむことだ。「まじめな良い親」「熱意ある教員」、それは立派なのだが、理想をかかげて自分の世界にこり固まってしまうと決してうまくいかない。この本では、そんな「理想像」を裏切ることの大切さも訴えたかった。うまくいかないときは、ちょっと顔を上げてまわりを見てみよう。そして、もう一度「自分の世界」を見直そう。そこにはきっと、新しい発見や、新しい回路が見つかるはず。
 どうぞご活用を。
                              岡 崎  勝
(「まえがき」より)

著者プロフィール

岡崎 勝  (オカザキ マサル)  (編著

小学校教諭。『おそい・はやい・ひくい・たかい』(ジャパンマシニスト)編集人。『おもしろ学校ごっこ』全三巻(共著、KTC中央出版)、『百万人教員のためのやさしい悩みごと相談』{共著、日本評論社)『身体教育の神話と構造』(れんが書房新社)他著書多数)。「産業社会批判社・自由すぽーつ研究所」主宰。常に自転車と公共交通機関で通勤。職場は近いところが一番という考え。毎日、元気に学校へ行けるだけで幸せだと思っている。

上記内容は本書刊行時のものです。