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記憶のなかの歴史 アライダ・アスマン(著) - 松籟社
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記憶のなかの歴史 (キオクノナカノレキシ) 個人的経験から公的演出へ
原書: Geschichte im Gedahtnis

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発行:松籟社
四六判
縦194mm 横133mm 厚さ24mm
重さ 440g
344ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-87984-292-3   COPY
ISBN 13
9784879842923   COPY
ISBN 10h
4-87984-292-3   COPY
ISBN 10
4879842923   COPY
出版者記号
87984   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年3月
書店発売日
登録日
2011年3月10日
最終更新日
2019年10月30日
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紹介

私たちはいかにして歴史に遭遇し、歴史を経験し、歴史を消費するのか。
世代間の歴史認識の差、家族の記憶と歴史、都市に保存された歴史、メディアが演出する歴史……
戦後ドイツの人々にとって、負の刻印を押された自国の近現代史が、いかなる姿をとって立ち現れてきたかを分析する。

目次



導入

序曲─ドイツ史はいかに短いか、長いか
  進歩としての歴史―記憶としての歴史
  新しい国民的歴史というボーラーの理想
  想起の文化の三次元

体現された歴史―世代のダイナミズムについて
  世代―ある「水の煉瓦」
  四五年世代
  「懐疑的な世代」についてのシェルスキーの描写
  懐疑的な世代と六八年世代の接合について
  戦争世代からの決別─公的な歴史の時間
  六八年世代からの決別─世代のアイデンティティとエポックの変革
  世代の小案内─二十世紀の七つの世代についての概観
  まとめ

家庭の記憶における歴史─世界史への私的アプローチ
  始まりと終わり、断絶と持続
  父親文学から家族小説へ
  ダグマール・ロイポルト─『戦後』
  シュテファン・ヴァクヴィッツ─『目に見えない国』
  まとめ

公的な空間における歴史─想起の担い手としての建築
  再建と新たな故郷
  ボン―暫定措置のミュージアム化
  ベルリン―パリンプセストとしての都市
    新しい中心をめぐる争い
    再建と再構成
    国民的象徴としてのプロイセン
    ベルリン王宮をめぐる議論
  まとめ

演出された歴史─ミュージアムとメディア
  展覧会とミュージアム
    (地域的な)歴史の再来─シュタウフェン家に心酔したバーデン・ヴュルテンベルク
    地域史からヨーロッパ史へ─ドイツ国民の神聖ローマ帝国
    ヨーロッパという枠組での国民史─逃走と放逐
  歴史的提示の三基本形式─物語、展示、演出
  事物の魔力
    展示品をとり巻く状況について
    レトロの文化と郷愁の波
  歴史の演出
  (ハリウッド)映画におけるドイツ史
  歴史の舞台─歴史的な場の演出について
    シモン・アティーとソフィー・カルによるベルリンの二つの芸術企画
    国境の町ヘルムシュテットの企画「ボーダーレス」
    同行者としてのアイポッド─イェーナ・コスペダとグーゼンにおける心理映画
    生きた歴史─ライブパフォーマンスとしての演出された歴史

展望─国民の再発明


アライダ・アスマンと戦後ドイツの記憶史 (訳者解説)

著者プロフィール

アライダ・アスマン  (アスマン,アライダ)  (

1947年、ドイツ、ビーレフェルト近郊のベーテルに生まれる。
1977年、ハイデルベルクにて英文学博士号、テュービンゲンにてエジプト学博士号取得。1992年、ハイデルベルク大学新文献学部で教授資格取得。
現在、コンスタンツ大学英文学・一般文芸学教授。
著書は『想起の空間―文化的記憶の形態と変遷』(Erinnerungsrume. Formen und Wandlungen des kulturellen Gedchtnisses, 1999)、『過去の長い影―想起の文化と歴史政策』(Der lange Schatten der Vergangenheit. Erinnerungskultur und Geschichtspolitik, 2006)、『文化研究案内―基本概念、主題、問題設定』(Einfhrung in die Kulturwissenschaft. Grundbegriffe, Themen, Fragestellungen, 2006)などがある。

磯崎 康太郎  (イソザキ コウタロウ)  (

1973年、神奈川県に生まれる。
1997年、上智大学文学部ドイツ文学科卒業。2002年、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
現在、福井大学教育地域科学部准教授。
訳書は『ドイツ語新正書法ルールブック』(共訳、郁文堂)、アーダルベルト・シュティフター『シュティフター・コレクション4―書き込みのある樅の木』(松籟社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。