発行:現代人文社
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A5判 240ページ 並製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87798-303-1(4-87798-303-1) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年07月
書店発売日:2006年07月19日
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紹介
被害者が悲惨な出来事とトラウマについて語るが、そこで終わらない。その経験を乗越えて、新たな人生を築きあげようとした心の旅路を語る。その旅路は、今も終わっていない。犯罪被害者39人のポートレイトと語りを収録。修復的司法の実践と考察のうえで示唆に富む書
目次
日本語版刊行によせて ハワード・ゼア
本書について ハワード・ゼア
第一部:被害者の物語と想い
第二部:バーマひげそりクリームの看板を求めて
ーー被害(者)化と、司法の責務
被害者問題に関する全米の情報源一覧
謝辞
写真撮影について
著者ー写真家について
訳者あとがき
解説 ゼア博士自身の新たな体験の書 西村春夫
前書きなど
日本語版刊行によせて
本書は、これまでの人生で厳しい暴力を経験してきたアメリカ国内の人たちの顔と言葉を紹介している。確かにこの人たちは自分が経験した心的外傷について語っているのだが、力を入れて語っているのは、自分の人生を取り戻す一歩一歩についてである。
心的外傷を経験するほとんどの人がそうであるように、この人たちは多くの比喩を使う。段がなくなった梯子、胸の中のレンガ、棚の上のビデオテープといった表現を使う。ではあるが、皆に共通している一つの比喩がある。誰もが心の旅路に、今も続いている心の旅路の途上にあるのだ。
本書で紹介されている人たちは北アメリカの出身者であるが、心的外傷の原因も兆候もそれぞれの文化的な状況によって幾分変わっている。とはいえ、文化の違いを超える心的外傷とそれからの回復の特徴もまたあるのだ。したがって私は、日本の読者の皆さんが、素晴らしい人たちと、そして叡智とのつながりを本書の中に見つけられると信じている。私としては、少なくとも、皆さん方の中にいる犯罪被害者やサバイバーへの共感と配慮を呼び起こしてくれるものと希望している。
私が取組んでいる修復的司法の分野は、私たちがあらゆる次元の犯罪に関心を持てるように働きかけている。被害者同様に加害者に関してもである。したがって、本書がもう一冊の私の著書である、服役中の男女の顔と声を紹介している、Doing Life(『終身刑を生きる──自己との対話』)と同時期に刊行されるのはとりわけ時宜にかなっているように思える。
私としては本書が日本で刊行されることは喜ばしい。日本ではフォトエッセイの豊かな伝統があるので、こうしてその仲間入りをさせてもらったことはとりわけ光栄である。
2006年5月11日
ハワード・ゼア
著者プロフィール
ハワード・ゼア(ハワード・ゼア)
修復的司法運動の創始者・ジャーナリスト
東部メノナイト大学教授
西村 邦雄(ニシムラ クニオ)
東洋大学非常勤講師
西村 春夫(ニシムラ ハルオ)
常磐大学大学院教授
高橋 則夫(タカハシ ノリオ)
早稲田大学教授
細井 洋子(ホソイ ヨウコ)
東洋大学教授
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