バリアフリーは間違っている介護と建築のプロが考えた「生活リハビリ」住宅
三好 春樹, 吉眞 孝司
発行:雲母書房  発売:雲母書房
この版元の本一覧
A5判 140ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87672-177-1(4-87672-177-7) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年05月
書店発売日:2005年05月02日
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紹介

特養の施設長が「生活リハビリ」の考えで自宅を建設。
老いや障害に対する介護のノウハウと、木造建築の知恵を統合した、住宅モデルの提示。
障害のとらえ方の貧困から導かれる方法(バリアフリー)の問題点を厳しく批判。車イス・階段・スロープの誤解を解き、生活習慣を維持すること、「安全/安心」について新しい角度から斬り込む。

目次

第1部 バリアフリーという幻想

第1章◎機械に頼る前に
・家にはこだわりがない
・近代があっという間に暮らしにくくなる
・階段は「バリア」だったか
・バリアフリーという貧困
・お風呂は水回りばかり考えられている
・車イスは段差に強い
・スロープは最悪
・段差解消で生活空間は広がるか
・「五右衛門風呂」の驚き

第2章◎和式の家が柔軟である
・関係や環境を継続する
・老人には狭い空間がいい
・和式の浴槽がいちばんいい
・「ああ、久しぶりに風呂に入った」

第3章◎人に合わせるのが建築
・便所を工夫する
・便器の不安定を解消する
・老人にとっての便所とは
・建築士は自分の親で考えろ
・リスクは目に見えないところに
・生活習慣を変えることのリスク


第2部 木の家は「老い」にやさしい
第1章◎家とは、あなたを包む環境
・家とはなんでしょうか?
・家は何でできているか
・「新建材」というくせ者
・さらなる環境破壊
・一年がかりで家造り
・シックハウス
・石油製品が過敏症の引き金!?
・本物の畳の息づかい
・木の家がいちばんいい

第2章◎改修は、人に合わせる
・どうすれば使う人にとって親切か
・段差解消は複雑
・小松さんの家は特殊です
・浴室の工夫
・トイレの改修

第3章◎木造住宅の原則を超えて
・家を建てたい人はどんな青写真をもっているのか
・小松さんの要望
・階段がおもしろい
・トイレの工夫
・二階が落ちてしまう!
・障害をもったら二階は諦める

第4章◎家の中のリスクとは何か
・目に見えない危険
・温度差のない家は体にいいか
・身体は使ったほうがいい
・個室にこだわりますか?
・人の息遣いが感じられる家を
・日本建築の知恵
・障子の部屋が落ち着く

第5章◎家は家族を結びつけるもの
・余裕をもって家を造ろう
・家は「買う」ではなく「造る」

第6章◎技能集団が家を造る
・職人の技術も保持していきたい
・「棟梁」と「頭」
・職人のほうが上手い
・大工になるには七年かかる
・建築屋になってみないか?

前書きなど

日本人の暮らしを考えた家は、老いにもやさしい!
住宅建築・改修の盲点を突き、正しい玄関アプローチ、
トイレ、浴室、手すりを提案。

関連リンク

生活とリハビリ研究所
吉真建設株式会社

著者プロフィール

三好 春樹(ミヨシ ハルキ)

1950年、広島県生まれ。1974年から特別養護老人ホームの生活指導員となる。
その後、九州リハビリテーション大学校に入学。資格習得後、再び元の特養にPTとして勤務。1985年に退職し、「生活とリハビリ研究所」を開設する。現在は「生活リハビリ講座」を中心に、年間に150本もの講演をこなしている。また、個人編集の生活リハビリの情報誌『Bricolage(ブリコラージュ)』を発行している。
主な著書に、『関係障害論』『生活障害学』『身体障害学』『介護技術学』『遊びリテーション学』『生活リハビリ体操』『痴呆論』『新しい痴呆ケア』『老人介護とエロス』(以上、雲母書房)『介護覚え書』(医学書院)『老人介護 常識の誤り』(新潮社)『男と女の老いかた講座』(ビジネス社)『元気がでる介護術』(岩波書店)『完全図解 新しい介護』『DVDブック 新しい介護』(講談社)などがある。

吉眞 孝司(ヨシマ タカシ)

1947年、栃木県生まれ。県立宇都宮高校建築家にて建築学を学び、1971年、吉真建設株式会社を設立。
安易な建築資材に頼らない本格的な木造住宅を数多く手がけ、日本の建築文化を受け継ぐ職人が絶えないように、在来工法も重視するなど、幅広い依頼に応じている。気学鑑定士の免状もあり、方位、家相、地相、手相、などを見てほしい依頼主には、それらを加味した家造りの相談にも乗っている。
主な建築物に、本書で触れている小松邸のほか、さいたま市・中村邸、同・奥原邸などがあり、「大宮市景観賞」など受賞多数。
吉真建設株式会社代表取締役。
「本当の家づくりの会」(2005年7月設立予定)会員。

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