介護の中身こそ問われているユニットケアという幻想
高口 光子:著
発行:雲母書房  発売:雲母書房 この版元の本一覧
A5判 181ページ 並製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-87672-157-3 (4-87672-157-2) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年01月 書店発売日:2004年01月25日
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紹介

今老人介護では、施設での処遇が細やかになっているよかのように見える。「進歩的」な人たちが提唱する個室・ユニットケアがその筆頭だが、制度や建物が介護の質には結びつかない。必要なのは共同性をいかに醸成させるかにかかっているという警告の書。

目次

【講演】 施設ケアの醍醐味を手放すな
【パネルディスカッション】 ユニットケアを乗り切る現場の知恵と勇気
(コーディネーター)高口光子
(パネラー)若山ひとみ(亀山老人保健施設)
      東 三登子(山田赤十字老人保健施設虹の苑)
【対談】 老人介護はどこに行くのか−小規模ユニットの落とし穴
      三好春樹×高口光子

前書きなど

三好 ユニットケアがちゃんと共同体になっていくためには、一つは具体的な介護の方法論とその積み重ね。もう一つは共同体が閉鎖的になって腐っていかないように〈負荷〉がいるということなんだね。

高口 ユニットケアやグループホームが気持ち悪いのは、年寄りから望まれたものではなく、規則や形からつくられた共同体だから。共同体は、俗にいうめぐりあいだとか偶然性や非日常をきっかけにしてつくられていくもの。・・・・・・きちんとした見守りや負荷がないと、とんでもない方向にいったり、崩壊する。(対談より)

著者プロフィール

高口 光子(タカグチ ミツコ)

1982年、福岡県にある老人病院で理学療法士としてのスタートを切り、老人病院における生活ケア・生活リハビリの実践に取り組む。
1995年、熊本市の特養ホームにヘッドハンティング。より老人の生活に密着した現場を求めての決断だったが、理学療法士から寮母への転身ということで、この業界ではかなり話題を集めた。
2002年、特養ホームを退職し、静岡県富士見市にある「介護老人保健施設ききょうの郷」の経営管理本部企画教育推進室長に就任すると共に、介護アドバイザーとしての活動も開始。現場・講演・執筆・・・と、忙しい毎日を送る。
持ち味はなんといってもその論展開の速さと毒舌ぶり。クセになる人もいるらしいこの講演を聞いたことことのない人は、ぜひ一度体験を!
著書に『病院でひらいた生活ケア』(筒井書房)『現場がつくるケアプラン』(雲母書房)『いきいきザ老人ケア』(医学書院)『仕事としての老人ケアの気合』(医歯薬出版)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。
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