託老所あんき物語老いを支える古屋敷
中矢 暁美:著
発行:雲母書房 この版元の本一覧
四六判 203ページ 上製
定価:1,600円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-87672-135-1 (4-87672-135-1) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年05月 書店発売日:2003年05月02日
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紹介

 愛媛県松山市、築百年のあばら屋からはじまる託老所あんき。介護保険制度導入前から地域ケアを実践し、全国的にも民間デイサービスの草分け的存在として、見学や取材がたえません。
 自分が体験してみなくては気がすまない。
 老人の立場というだけでなく、もし自分だったらどう感じるか、その姿勢をいつも大切にする。特殊浴槽でもなんでも、まずは頭よりも体で体験してみること。そんな積み重ねが託老所あんきを支えてゆきます。
 ときには夜間、裸で外に出歩くおばあさんに振り回されたりするけれど、もち前の奇想天外なアイディアで見事に落ち着かせてしまいます。
 老人施設はどこまでいっても家庭にはなりえない。他人のなかでの笑いと家族のなかでの笑いはちがうことをしっかりと見つめなくては。
 そんな中で老人も私たちも腹の底から涙が出るほど笑えたら、今日一日は大成功!
 あまり勉強の好きでなかった自分、
  暁美、ようやってるな
  こんなにしているよ、見ていてちょうだい
 痴呆の母へ、亡くなったパーキンソン氏病の父へ、そんな思いを持ちながら、これからもより深く介護に関わってゆこうとするのです。

目次

1 小児科の看護婦から
 1章 学校はつまらんかった
 2章 授産施設に分け入る
 3章 特養の逸脱看護婦
2 あんきの介護の原点
 1章 すばらしき古屋から
 2章 ケアの性根をすえられる
 3章 あんきの要になる人たち
3 あんきに暮らす日々
 1章 一日したいことをする
 2章 利用したいかたちに合わせる
4 家族の情景
 1章 妄想が消えた
 2章 介護させてくれてありがとう
 3章 奇跡の一日
 4章 寄り添うことの困難
5 尊厳をもって逝かせたい
 1章 客観的には看られない
 2章 逝きかたのプロデュース
  あとがき

著者プロフィール

中矢 暁美(ナカヤ アケミ)

 愛媛県に生まれる。託老所あんき代表。
小児科医院の看護婦を皮切りに、松山市登録ヘルパー、障害者授産施設、特別養護老人ホームを経て1997年、愛媛で最初の託老所「あんき」を開設。2003年からは、痴呆があってもなにがあっても最期まで暮らせるグループホーム「こんまいあんき」を開設。            

上記内容は本書刊行時のものです。
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