下村 恵美子
発行:雲母書房
この版元の本一覧
四六判 277ページ 上製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87672-115-3(4-87672-115-7) C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年11月
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紹介

日本の宅老所、グループホームの元祖としてその名を全国中に轟かせる「宅老所よりあい」の全貌。谷川俊太郎氏が入居予約をしているというこの施設を描いた、感動的ヒューマンドキュメンタリー。

目次

詩・よりあいよりあい
プロローグ・都会に出現した「田舎」

原風景としてのぼけ
1章・タイムマシンに乗ってきた祖母
ぼけの世界との出会い
祖父の浮気相手になる
タイムマシンで今と昔を行ったり来たり
ぼけは神様のプレゼント
老人病棟で感じた医療の矛盾
資格は武器になるか
2章・老人ホームは女郎部屋だった
仕事の斡旋人
老人ホームは女郎部屋だった
ぼけの世界を一緒に楽しむ
折り合いをつけるということ
3章・「よりあい」スタート前夜
「宅老所」という名前の由来
「よりあい」のお手本
三好春樹氏のおっかけ時代

「よりあい」を育てたお年寄りたち
1章「よりあいの主」の生き様死に様
いたらんこったい!明治女の心意気
猜疑心との根気比べ
共同作業所づくりと伝照寺
奇蹟の湯布院旅行
九八歳の妊娠
2章・対立した家族との介護観
病院からの脱走
夜間の介護で疲れ切った息子
大切にしていることの違い
預けるのが嫌なら置いていって
家族との適正な距離とは
3章・ベッドからの口づけ
一緒に出歩く楽しみ
とっさのひと芝居
「よりあい」の暮らし
1章・一緒においしく食べる?よりあいの食事ケア
最初の食事は鯛の尾頭付き
食事の後は歌が出た
初めてのナースコール
死角で起こった事故
砂糖かけご飯が好物愛情確認としての食事食器を割るのはスタッフとボランティア

普通の暮らしの先にある死
1章・「よりあい」で最期を迎える
ほめ上手でチャーミングな人
末期の胃ガンが見つかる再び夫婦になる日
息子たちの介護体験
大勢に囲まれての旅立ち
2章・死は最後まで生きること明治生まれの鹿児島おごじょ
限界を迎えた自宅での介護
トイレの前での仁王立ち
スタッフへの職員教育
シャワーのような吐血
最後まで揺れ続ける家族
3章・家族になれない
あのばあちゃんが帰ってきた
それは母の顔だった
家族との絆

エピローグ・現場の柔軟さとしなやかさ
「生活」を奪う介護保険
介護保険は誰に有利か
小規模施設の落とし穴
ボランティアさんに支えられて
介護はプロの仕事である
地域に住んでいることが大切
制度は後からついてくる

対談・ぼけたら「よりあい」で暮らしたい
谷川俊太郎×下村恵美子
がんなら中国、死んだら鎌倉
男の介護と女の介護
老いの中のエロス
タブーが強い身内との接触
非人情の愛ということ
専門用語から見た問題行動
現場から生まれる言葉
ウンコ・シッコの哲学
人の本質を見抜くボケ老人
ぼけたらアナーキーな性の享楽を居場所と死に場所について

よりあいのうた・作詞?谷川俊太郎 作曲?谷川賢作

版元から一言

洋風より畳敷き、機械浴より檜風呂、専門性よりエロス。宅老所よりあいのケアは、日本の介護の新しいスタンダードだ。こんなケアが日本中にあれば老いも呆けも怖くない!(三好春樹談)

関連リンク

雲母書房
生活とリハビリ研究所

著者プロフィール

下村 恵美子(シモムラ エミコ)

1952年生まれ。「宅老所よりあい」代表。社会福祉士、介護支援専門員、高校卒業後、8年間金融機関に働く。祖母のぼけの世界とつき合って、30歳の時に「人間相手の仕事がしたい」と福祉大学に入学。卒業後、デイサービスセンター、特別養護老人ホームで職員として働き、1991年11月より、宅老所に取り組む。全国宅老所・グループホームネットワーク世話人、福岡県宅老所。小規模ホーム連絡会代表。

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