総合講座「南島文化論」レポートオリエント幻想の中の沖縄
深沢 徹:編
発行:海風社
この版元の本一覧
B6判 236ページ
定価:2,136円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87616-248-2(4-87616-248-4) C0395
在庫僅少
奥付の初版発行年月:1999年12月
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紹介

『私の王権論』「日本人」として琉球王府の歌謡集である「おもしろさうし」を研究するということは、一体どういう意味を持つのか。あるいはどういう意味を持たされてしまうのか。/『琉球断章 夢遍路』金武湾のCTS建設反対闘争と白保珊瑚礁の空港建設反対闘争に携わった体験を踏まえて、本土資本と地元有力者とが結託して行った生活破壊に対する異議申し立ての文章である。/『本土に集う南島出身者の郷友会考察』大阪を第二のふるさととした人々の生きざまと想いのなかに、自分化中心主義に陥らない、新しいコミュニケーションモデルの可能性が見出せる。/『災いの物語の中の琉球王朝』沖縄における家祭祀を論じた本格的な学術論文である。/『日本のポピュラー音楽に現れた沖縄』本土の沖縄・奄美に対するイメージがどのように変化してきたかを、ポピュラーミュージックを通して跡付ける。/『ペリー来航と沖縄』ここには、歴史を評価する際の<視点>の問題が論じられている。/『琉球文学序説』「琉球文学」を排除することで、自らの純潔を保とうとする「日本文学」という制度の閉鎖性を批判したレポートである。他

目次

はじめに オリエント幻想の中の沖縄
私の琉球王権論
琉球断章  夢遍路
本土に集う南島(奄美・沖縄)出身者の郷友会考察
災いの物語の中の琉球王朝
日本のポピュラー音楽に現れた沖縄
ペリー来航と沖縄
琉球文学序説
南島叢書と私

前書きなど

「南島」の社会をも天皇制のアナロジーでもって捉えてしまうその安易な歴史認識は、B.アンダーソンが『想像の共同体‐ナショナリズムの起源と流行‐』で述べているように、「公定ナショナリズム」に基づくフィクションとしての<共同体>を創出していく試みに他ならず、所詮は新たな領属化の動きでしかない。「南島」の歴史や文化に対する「日本人」の、こうした自文化中心主義(エスノセントリズム)ともいえる姿勢は、E.サイードが『オリエンタリズム』の中で批判した西欧社会のそれとピッタリ重なり合う。

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