文芸・民俗・歴史からのアプローチ奄美文化を探る
岩瀬 博, 山下 欣一
発行:海風社
この版元の本一覧
A5判 362ページ
定価:2,913円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87616-208-6(4-87616-208-5) C0339
在庫あり
奥付の初版発行年月:1999年12月
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紹介

奄美の研究者と全国各地の研究者が参集した「シンポジウム奄美の平家伝説」収録の他、この時の研究発表・講演に基づく論文を中心に編集。今日における南島研究の課題を示す。

目次

シンポジウム 奄美の平家伝説
水乞型蛇聟入の古層‐南島の伝承を基軸に‐
悲劇の周辺‐奄美説話群の‐考察‐
奄美おもろで考える‐これから何が言えるか‐
奄美における近代知識人の民謡観
ユングトゥの説話性
奄美の民俗‐沖縄と比較しつつ‐
「道統の上国日記」について

前書きなど

喜界島の北西端の小野津に今なお残る「雁股の池」は、鎮西八郎為朝が喜界島近くに漂流し、雲か島かを知るために放った雁股の矢がささり、そこに清水が湧きでたのが、その起りであると伝えられている。この地で、一人の機織りの娘と夫婦になり、男の子が生まれた。三年ほどいて、奄美大島へ移っていったと伝承している。‥‥そして、また、源氏とともに日本の歴史を華やかにいろどる平氏は、ひとときの栄華もつかの間に、源氏との戦いに敗れて、滅亡するが、平氏敗走の旅が伝承として残されることになった。いつしか、その伝承も奄美諸島の喜界島から奄美大島北部、かけろま島などに、色濃く、伝えられてもいる。そして、今もなお、これらの伝承は神聖なる森、岬などに結びつき、人々の信仰の対象となり、それなりに語り継がれてもいる。

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