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出版者情報
体験的イギリス英語ルール101(ワン・オー・ワン)
英国式気くばりのすすめ
- 初版年月日
- 2009年11月
- 書店発売日
- 2009年11月3日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月11日
紹介
イギリス英語ならではの社交ルール101(ワン・オー・ワン=基本)の世界へようこそ。本書には生活に密着したコミュニケーションを円滑にするためのコツが満載です。相手への思いやりを示しながら自分の意思を伝える「気くばり英語表現」と、いまなおカードを送る習慣が盛んなイギリスで役立つ、カード・Eメール・手紙の書き方を数多く紹介しています。
目次
はじめに
≪Chapter 1|気くばりの英語表現≫
Dos and Don'ts
Part 1 魔法の言葉(Two Magic Words - Thank you & Please)
Part 2 思いやりのあいさつ(Casual greetings.)
Part 3 ちっとも大げさでない褒め言葉(Praise - Not exaggerated!)
Part 4 自分の意見・感情表現(Expressing yourself)
Part 5 お願い・要望、電話応対(Asking favours/requests/telephone conversations)
Part 6 フランス語からの借用語(French words became English!)
Part 7 パーティで(Various parties)
Part 8 祝日と冠婚葬祭(Ceremonial occasions)
≪Chapter 2|カード、Eメール、手紙で気持ちを伝える≫
Dos and Don'ts
Part 1 カードの書き方(Let's send cards.)
Part 2 簡単なEメールの書き方(Let's send E-mails.)
Part 3 簡単な手紙の書き方(Let's send letters.)
前書きなど
《はじめに》
「体験的イギリス英語ルール101(ワン・オー・ワン)」の世界にようこそ。これからあなたを日本にいながら、一跳びイギリスにお導きします。でも、その前にとっても簡単で基本的なことを心得ておきましょう。101(ワン・オー・ワン)とは入門、基本という意味で、もうすでにおなじみの方も多いでしょう(また、英語のa hundred and oneには「多数の」という意味もありますね)。
みなさんはそれぞれ違った目的で英語を学んでいるかもしれませんが、今や国際共通語となった英語を使って、世界の人たちとお話をしてみたいという願いが大きいと思います。ここには生活に密着したよいコミュニケーションをとるためのコツが満載されております。
本書は二章から成り立ち、Chapter 1では相手への思いやりを示しながら、自分の意思表現をする「気くばりの英語表現」を紹介。それには難しい構文や言い回しを覚える前にもっと基本的なルール、つまり「魔法の言葉」とも言われている簡単な二語を覚えることがまず大切です。さて、その魔法の言葉とは何でしょう。
イギリスを始め英語圏諸国では、決して「沈黙は美徳」ではありません。何かにつけて、自分の意思を表します。適宜に自分の考えや意見を述べるのはごく自然なことですが、些細なことに関しても逐次感想をもらします。その一例として、ここでは日常よく使われている「褒め言葉」をたくさん紹介しました。文字どおりに考えると、大げさすぎて、ちょっと使うのがためらうような形容詞も日常生活の中ではごく普通に使われております。
Chapter 2では「カード、手紙、Eメールの書き方」を紹介。郵便発祥の国イギリスでは今でも、切手を貼ってカードや手紙を出す楽しみを失っておりません。特にカードはバースディ・カードやクリスマス・カードだけではなく、感謝を表す「サンキュー・カード」「幸運祈願カード」「結婚祝いカード」「結婚記念日祝いカード」「お見舞いカード」「引っ越し祝いカード」「出産祝いカード」「お悔やみカード」など、日常生活の出来事をカードに寄せて送る風習があります。例えば、ディナーに招かれたり、お世話になった人などにはすぐ「サンキュー・カード」を送って謝意を表します(送るタイミングも大切です。1か月後に送っても、送らないよりはいいのですが、ちょっと間延びがしてしまいます。国内でバースディ・カードを送る場合は、誕生日の朝に届くように送ります)。欧米の人たちと付き合う上でカードのやりとりは欠かせません。
そうです。よきコミニュケーションは相手を思いやる気持ちを持ちながら、話したり(Chapter 1参照)、書いたり(Chapter 2参照)して、深められて行くのです。
本書の本文はもとより、写真やイギリス人の話す美しい英語(付属CD)で、「読んで」「見て」「聴いて」、そして自らも「声に出して話してみて」楽しい英語101の世界に入ってみましょう。本書がみなさんのお役に立つことができましたら、このうえなくうれしく思います。
2009年9月
津野志摩子
上記内容は本書刊行時のものです。