版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
完全マスター英文法 米原 幸大(著) - 語研
....
【利用可】

書店員向け情報 HELP

完全マスター英文法 (カンゼンマスターエイブンポウ)

語学・辞事典
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:語研
四六判
768ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-87615-192-9   COPY
ISBN 13
9784876151929   COPY
ISBN 10h
4-87615-192-X   COPY
ISBN 10
487615192X   COPY
出版者記号
87615   COPY
Cコード
C0082  
0:一般 0:単行本 82:英米語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2009年6月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

英語を使ってコミュニケーションするために必要な文法事項を、体系的に覚えやすくまとめた実用文法書です。ポイントを押さえた【解説】と豊富な【例文】、知識の定着・強化をはかる【応用練習】により、【文法力】が確実にアップする最強の一冊です。243の項目について、初級・中級・上級全てのレベルの学習者が使えるようにデザインされています。TOEIC・TOEFL・英検・通訳案内士試験の準備にもおすすめいたします。

目次

目次
はじめに
アイビーリーグ・イングリッシュによる習得メソッドについて
習得プラクティスの方法

【第1章 発音とイントネーション】
[Part 1 発音]
1. 英語の母音
2. 英語の子音
[Part 2 アクセントとイントネーション]
3. アクセント
4. リズム
5. トーンのパターン
6. センテンスの強勢のパターン

【第2章 文の要素】
7. 文
8. 名詞を中心とした主語の構造
9. 動詞を中心とした述語の構造
10. その他の文の要素
11. 品詞のまとめ
12. 機能上の文の種類
13. 直説法と仮定法

【第3章 名詞[名詞(1)]】
[Part 1 冠詞と名詞の関係]
14. 5種類の冠詞
15. 冠詞の種類の選択
[Part 2 名詞の種類]
16. 普通名詞とその総称用法
17. 普通名詞の非総称用法
18. 普通名詞から他の種類の名詞への転用
19. 集合名詞
20. 物質名詞
21. 抽象名詞
22. 固有名詞
[Part 3 名詞の数]
23. 単・複同形の名詞
24. 常に複数形の名詞
25. その他の複数形名詞の注意
[Part 4 名詞の格、その他]
26. 名詞の所有格
27. 名詞の目的格
28. 名詞の同格
29. 名詞の性
30. 名詞の合成語のパターン
応用練習

【第4章 代名詞[名詞(2)]】
[Part 1 人称代名詞]
31. 人称代名詞の一般論
32. we,you,theyが‘人々一般’を指す用法
33. itの用法
34. 所有代名詞
35. 再帰代名詞
[Part 2 指示代名詞]
36. this,that,these,those
37. soの代名詞的用法
38. same
[Part 3 不定代名詞]
39. one
40. none,all
41. each,every
42. either,neither
43. other,another
44. some/any/every/no+body/one/thing
応用練習

【第5章 形容詞[形容詞(1)]】
45. 形容詞の概略
[Part 1 形容詞の限定用法と叙述用法]
46. 限定用法の概観
47. 形容詞と名詞の順
48. 叙述用法でS+V+Cのパターン
49. 叙述用法でS+V+O+Cのパターン
50. 限定用法か叙述用法しかない形容詞
51. 限定用法と叙述用法で意味の異なる形容詞
[Part 2 形容詞のその他の注意点]
52. [主語+be動詞+形容詞+不定詞]
53. 不定詞、動名詞の両方をとれる形容詞
54. 形容詞の名詞的用法
55. 形容詞の副詞的用法
56. 感情を表す形容詞
57. 他動詞からの分詞において、動詞か形容詞かの区別のしかた
58. 自動詞からの形容詞(限定用法)
59. old⇔youngなどの対極同士にある形容詞
60. 形容詞のその他の注意
応用練習

【第6章 限定詞[形容詞(2)]】
61. 限定詞の概観
[Part 1 3種類の限定詞]
62. 前限定詞
63. 核限定詞
64. 後限定詞
[Part 2 個々の数量詞]
65. manyとmuch
66. fewとlittle
67. someとany
68. 数詞の注意点
69. 数量詞に関してのその他
[Part 3 冠詞]
70. 不定冠詞aの注意すべき用法
71. 定冠詞theの注意すべき用法
72. 冠詞をとらない場合
73. 冠詞がオプショナルのケース
74. 冠詞の省略またはオプショナルのその他のケース
応用練習

【第7章 副詞】
[Part 1 副詞の分類]
75. 副詞の役割
76. 他の品詞から転用・派生した副詞の語形
77. 副詞の位置の目安
78. 副詞の意味上からの分類
[Part 2 主要な副詞、その他]
79. agoとbefore
80. since,already,yet,still
81. very,much
82. well
83. quite,fairly,rather
84. ever
85. far
86. right
87. enough
88. 副詞句の有用表現・慣用表現
応用練習

【第8章 動詞】
[Part 1 動詞の 5種類の文型]
89. 動詞の文型の概観と特殊型
90. 第1文型:S+V(完全自動詞)
91. 第2文型:S+V+C(不完全自動詞)
92. 第3文型:S+V+O(完全他動詞)
93. 第4文型:S+V+IO+DO(完全他動詞)
94. 第5文型:S+V+O+C(不完全他動詞)
95. have,make,get,letと知覚動詞
96. 2次的な述語
[Part 2 主要動詞]
97. 基本動詞be,have,doの注意点
98. 主要動詞を使ったイディオムと無生物主語をとる動詞
[Part 3 群動詞]
99. 群動詞とは
100. 自動詞と他動詞の群動詞
101. 群動詞+前置詞
102. 群動詞と直接目的語の位置
103. [動詞+副詞]vs. [動詞+前置詞]
104. 群動詞の種類
応用練習

【第9章 法助動詞と法助動詞句[助動詞(1)]】
105. 法助動詞(句)の概観
[Part 1 個々の法助動詞について]
106. can
107. could
108. may
109. might
110. must
111. will
112. would
113. shall
114. should
115. その他の法助動詞
[Part 2 法助動詞と法助動詞句の比較]
116. canとbe able to(couldとwas/were able toも含む)
117. mustとhave to
118. willとbe going to
119. 過去の習慣を表すwould,used to
[Part 3 法助動詞(句)同士の相互関係]
120. 推論-肯定文
121. 推論-否定文
122. 推論-過去の肯定文
123. 推論-過去の否定文
124. 予想-肯定文
125. 予想-否定文
126. 依頼と許可
127. アドバイス
応用練習

【第10章 時制[助動詞(2)]】
[Part 1 時制]
128. 現在時制
129. 過去時制
130. 未来時制
[Part 2 完了形と進行形]
131. 動詞の4つのタイプ
132. 完了形
133. 進行形
134. 現在完了進行形
[Part 3 それぞれの時制の比較]
135. 単純現在と現在進行形の違い
136. 現在完了と現在完了進行形の違い
137. 単純過去と現在完了の違い
138. 単純過去と過去進行形の違い
139. 単純過去と過去完了の違い
140. 単純未来と未来完了形の違い
応用練習

【第11章 受動態[助動詞(3)]】
141. S+V+O(第3文型)からの受身形
142. S+V+IO+DO(第4文型)からの受身形
143. S+V+O+C(第5文型)からの受身形
144. 準動詞の受動態
145. 感情を表す動詞からの形容詞
146. 状態変化動詞(中間の態)
147. get+過去分詞
148. 受身形のその他の注意
応用練習

【第12章 命令形[助動詞(4)]】
149. 命令形の一般的パターン
150. letを使った文
151. 命令文の社会的機能
応用練習

【第13章 否定】
152. 単語レベルの否定
153. 句レベルの否定
154. センテンスレベルの否定
155. 全否定、部分否定、準否定など
応用練習

【第14章 前置詞】
156. 前置詞の概観
[Part 1 各前置詞の用法]
157. of
158. in
159. to
160. for
161. with
162. on
163. at
164. by
165. from
166. その他の前置詞
167. 前置詞的に用いられる句
[Part 2 前置詞同士の比較]
168. 2つの前置詞の相関関係
169. とる前置詞によって意味が微妙に異なる慣用句
[Part 3 前置詞の省略]
170. 前置詞がオプショナルのケース
171. 前置詞が必ず省略されるケース
応用練習

【第15章 準動詞】
[Part 1 分詞]
172. 分詞の形容詞用法
173. 分詞の名詞的用法
174. 分詞の動詞的用法
175. 分詞の副詞的用法-分詞構文
[Part 2 不定詞]
176. 不定詞の名詞的用法
177. 不定詞の形容詞的用法
178. 不定詞の副詞的用法
179. [be + to不定詞]と[seem + to不定詞]
180. for~to不定詞のパターン
181. 不定詞の完了形
182. 代不定詞と分割不定詞
183. S+V+O+原形不定詞
184. to不定詞と原形不定詞が可能な場合
185. [目的語+(原形)不定詞]vs. [目的語+現在分詞]
186. 不定詞を使った慣用表現
[Part 3 動名詞]
187. 動名詞の名詞的性質
188. 動名詞の動詞的性質
189. 動名詞の意味上の主語
190. 動名詞と現在分詞との区別
191. 動名詞と不定詞で、どちらを使うのかの選択のしかた
応用練習

【第16章 比較】
192. 原級(as~as …)
193. 比較級
194. 最上級
195. 省略パターンのまとめ
応用練習

【第17章 疑問文】
[Part 1 yes/no疑問文(一般疑問文)]
196. 肯定疑問文
197. 否定疑問文
198. 付加疑問文
199. その他のyes/no疑問文
200. yes/no疑問文の社会的機能
[Part 2 Wh-疑問文(特殊疑問文)]
201. 疑問代名詞
202. 疑問形容詞
203. 疑問副詞
204. 疑問詞のその他の注意点
205. 疑問詞を使った慣用表現・有用表現
206. 疑問詞のある疑問文の社会的機能
応用練習

【第18章 等位接続詞[接続詞(1)]】
207. and
208. orとnor
209. but
210. for
211. その他の等位接続詞(接続副詞)
応用練習

【第19章 従位接続詞[接続詞(2)]】
212. 従位接続詞概観
[Part 1 名詞節を導く従位接続詞]
213. that
214. ifとwhether
215. 間接疑問文に使われる疑問詞
[Part 2 形容詞節(関係詞節)を導く従位接続詞]
216. 形容詞節の概観
217. 関係詞節の限定用法と非限定用法
218. 関係代名詞
219. who
220. which
221. that
222. 関係代名詞のオプショナルな省略
223. 複合関係代名詞
224. その他の関係代名詞
225. 関係形容詞(what,whose,whichなど)
226. 関係副詞(where,when,why,how)
[Part 3 副詞節を導く従位接続詞]
227. 副詞節の概観
228. 時(when,after,before,asなど)
229. 目的(so that,in order that)
230. 結果(so~that,such~that)
231. 理由・原因(because,as,sinceなど)
232. 譲歩(althoughとthough,even ifとeven though,whileなど)
233. 場所(where)
234. 様態(as,as if/thoughなど)
235. 条件文の概略
236. 直説法の動詞のある条件文
237. 仮定法の動詞のある条件文
238. 条件文の直説法vs. 仮定法
239. if節のない文でも‘条件’の意味が含まれているケース
240. if節に相当する部分が意味的に含まれているケース
241. 条件文や仮定法を含む慣用表現とその他の注意
242. 条件文の社会的機能
243. 従位節である副詞節内の省略のパターン
応用練習
索引

前書きなど

≪はじめに≫
 私がジョーデン博士の日本語のテキストに初めて出会ったのは、1992 年夏のコーネル大学での日本語教授法のワークショップに参加したときでした。私はそのテキストの内容を細かく知れば知るほど、その素晴らしさに驚嘆を禁じ得ず、翌年に著者本人であるジョーデン博士にお会いするため、博士がオーガナイズしているブリンマー大学での2か月間の日本語教授法のワークショップに参加することにしました。
 私は今でもご高齢のジョーデン博士が車イスで教壇に登壇され、初めてお会いしたときの情景をハッキリ思い出すことができます。博士の講義もやはり博士の日本語のテキストのように、一切の妥協のない言語教育への至誠の態度で貫かれていました。博士の日本語教育の方向性は一貫しています。それは日本語学習者に、いかに効率よくより大きな付加価値をつけるのか、つまり、いかに日本語学習者に、より自然な日本語を効率よく習得させるのかという点にフォーカスされています。
 その後、私は博士のテキストで実際にアメリカでの日本語教育に携わることになりますが、それは正に、そのテキストが自然な日本語の4スキルの習得に関して最高度に完成されたものであると実感させられる日々となりました。
 日本の英語教育界にもジョーデン博士のテキストのような英語のテキストがあれば、と私が考えるようになったのは自然の流れでした。周知のように、大変な英語ブームの中にあって、日本語母語者の英語力は世界ランキングで最低レベルのままです。特にアクティブスキルであるスピーキングやライティングは非常に問題があります。そして1999年にこの英語のテキストを書き始めたわけですが、正直こんなに時間のかかる大変なものだとは思ってもいませんでした。本来怠け者である私をここまで引っ張ってきたのは、正にジョーデンスピリットだというほかないと私は思っています。
 最後に、この場を借りてこのテキスト製作に直接・間接に貢献してくださった方々や参考書に感謝を述べたいと思います。その中で特に、コーネル大学のロバート・スークル先生。先生は私がジョーデン博士を知るきっかけとなった博士のお弟子さんです。青山学院大学のトレント信子先生。この本の内容のチェックや多くの有益な助言をしてくださいました。The Grammar BookのMarianneCelce-Murcia & Diane Larsen-Freemanの両著者。英語の「習得のためのグラマー」に関して、多くの新しい視点を教えてもらいました。そして、(株)語研編集部の島袋一郎氏。長期間に渡り大変な量のテキストの細かいチェック、非常に有益な多くのサジェスチョンをしてくださいました。心より感謝いたします。

 2009年4月
 米原幸大

著者プロフィール

米原 幸大  (ヨネハラ コウダイ)  (

 セントラルミズリー大学(University of Central Missouri)TESOL(英語教授法)修士課程卒業。サウスカロライナ大学(University of South Carolina)言語学博士課程中退。コーネル大学(Cornell University)客員講師、トゥルーマン大学(Truman State University)講師などを経て、現在、カプランジャパン講師(TOEFL, TOEIC など)、ジョーデンアプローチ推進協会主宰(http://www.ivyleague-english.com/)。
〈著書〉『米国の日本語教育に学ぶ新英語教育』(大学教育出版〈単著〉2008.7)
〈論文〉『アメリカの日本語教育に学ぶ理想的なティームティーチング』(「英語教育」大修館書店2008.5)『費やす時間とエネルギーに見合った英語習得プログラムを』(「英語教育」大修館書店2008.11)
〈その他〉『News Digest #1』(英語での問題作成、問題の解説担当)( The Japan Times 2006.4)

上記内容は本書刊行時のものです。