基本ルールで書ける・話せる英文法ポケットガイド
Benjamin W. Griffith, Vincent F. Hopper, Cedric Gale, Ronald C. Foote, 小島 加奈子:訳
発行:語研
この版元の本一覧
新書 208ページ 並製
定価:1,300円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87615-153-0 C0082
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年05月
書店発売日:2007年05月30日
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紹介

ネイティブが身近に置いて使える文法書として定評のある『Barron's Pocket Guide to Correct Grammar 4th Edition』の翻訳版。
すでにある程度の基礎を積み重ねられたうえで「短期間に効率よく英語の復習をしたい」という方におすすめの英文法再入門書です。話す、書くための実用英文法を簡潔に、無駄なく紹介します。より正確な英語を使いこなすための語法・用法も充実しています。
英語学習者だけではなく、英文の手紙やビジネスレター、メール等、仕事や研究のために英語を日常的に使う方のデスクに必備の一冊です。

目次

はじめに 3

I 語彙(The Word)
1. 名詞(The Noun) 8
2. 代名詞(The Pronoun) 15
3. 動詞(The Verb) 23
4. 形容詞と副詞(The Adjective and the Adverb) 32
5. 準動詞(The Verbal) 38
6. 前置詞と接続詞(Prepositions and Conjunctions) 42
7. 文接続語(Sentence Connectors) 46
8. 間投詞(The Interjection) 47

II 文の構成要素(The Sentence and Its Parts) 
9. 主語と述語(The Subject and the Predicate) 50
10. 句と節(Phrases and Clauses) 57

III 文の誤り(Sentence Errors) 
11. 不完全な文(Sentence Fragments) 70
12. コンマの誤用(The Comma Fault) 73
13. 無終止文(The Fused Sentence) 75

IV 論理的で明快な文(Logic and Clarity) 
14. 主語と動詞の一致(Agreement of Subject and Verb) 78
15. 代名詞と先行詞の一致(Agreement of Pronoun and Antecedent) 88
16. 代名詞と先行詞の不一致(Faulty Pronoun Reference) 93
17. 格(Case) 100
18. 懸垂修飾語(Dangling Modifiers) 106
19. 修飾語の位置の誤り(Misplaced Modifiers) 113
20. 語群の分離(Split Constructions) 118
21. 比較用法の誤り(Faulty Comparison) 125
22. 必要な語の省略(Omission of Necessary Words) 130

V 強調・一貫性・多様性(Emphasis, Consistency and Variety) 
23. 強調(Emphasis) 136
24. 一貫性(Consistency) 146
25. 多能性(Variety) 150

VI くどい言い回し(Wordiness) 
26. くどい言い回しを避ける(Avoiding Wordiness) 154

付録(Appendix)
句読法(Punctuation) 160
誤りやすい語句・表現(Glossary of Words and Phrases Frequently Misused) 183

前書きなど

《はじめに》
 日本人の多くが日本の英語教育に批判的です。英文法の知識は豊かなのに、コミュニケーション重視の授業が少ないために、習ったことが使い物にならない、というのがその批判の骨子のようです。しかし、実際に日本人の多くが本当に英文法に長けているのかといえば、答えは残念ながらYesとは言いがたいようです。海外の英語学校で勉強する、いわゆる高学歴の日本人の英語コミュニケーション能力を研究したところ、彼らの話す英語に基本的な英文法のミスが多いことに愕然とした記憶があります。単数、複数、時制の一致など、中学校レベルの文法知識が定着していないことは明らかでした。
 確かにコミュニケーションの機会が豊富にあれば、習った「知識」を使える「技能」として定着させることも容易になるのでしょうが、日本国内に留まりながら英語のコミュニケーション能力を向上させたいのであれば、まず基本的な英文法を学習・復習し、それを自分なりに使ってみることが大切です。例えば日記のように毎日何かを英語で書く、またインターネットで外国の情報を毎日読むといった簡単なことでもよいですし、頭に浮かんだことを「英語では何と言うんだろう?」とじっくり考える時間を日々持つようにすることも有益です。
 「文法<コミュニケーション」という考え方や誤解が主流になりつつありますが、「ブロークンな英語でも通じればいい」という考えは、実際に英語が必要な場やビジネスの現場では通用しません。本書に出会ったのを機会にきちんと学習しなおし、自信と知識を高めることをお勧めしたいと思います。
 本書には基本的な文法をはじめ、多くの例文や誤りやすい語彙、さらには正しい文章を書く手がかりとなる句読点などの解説も含まれていますから、短期間に効率よく英語の復習をしたいという人にとって十分役に立つ一冊です。二度、三度と読みこなすことで文法知識を向上・定着させ、自信を持って英語を使いこなすことができるようになるまで頑張ってください。
 最後になりましたが、本書の翻訳・出版にあたり、最初から最後まで根気強くサポートいただきました(株)語研編集部の奥村民夫様に、心より厚く御礼申し上げます。

2007年5月
小島加奈子

版元から一言

 「言語を人間に譬えれば骨や神経は文法であり、語彙は血であり肉である」(『外国語上達法』岩波新書) 故千野栄一さん(言語学者)のこんな言葉に後押しされて、英語の語彙と文法の学習書の出版に取り組んできました。店頭をにぎわせている英文法関連のうんちく本とは一線を画すハンディーなガイドブックは出せないかと思案していたところで出合ったのが本書の原著『Barron's Pocket Guide to Correct Grammar』です。アメリカ人好みのリスト化された項目主義、2色を使った簡潔なレイアウト、そして例文も短くてわかりやすい。何よりも約200ページという薄さが魅力的でした。 10品詞の使い方と文の作り方という基本を簡潔に説明したうえで、数多くの誤文、あいまいな文、意味不明の文を例に引きながら、話すため、書くための実用英文法のエッセンスを解説してくれます。「先行詞である名詞の前に代名詞を用いるな」「副詞は修飾したい語のすぐ前に置くべきだ」など、かゆいところに手の届くアドバイスも新鮮です。 「初歩の語学の教科書なり自習書は、薄くなければならない」(『外国語上達法』) 千野さんのこんな求めに応じたわけではありませんが、本書も200ページ弱に収めることができました。小粒ながら引き締まった本に仕上げることができたと思っています。 (担当編集者)

関連リンク

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