発行:海鳴社
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四六判 256ページ 並製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87525-221-4(4-87525-221-8) C0011
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年12月
書店発売日:2004年12月16日
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紹介
第3の年齢とは、50から70歳ぐらいを指す。子育ても終り、経済力もあり、叡智もある人生最高の年代のはずだ。その一方で、失われゆく若さや美におののき、これまでの人生への疑問に揺らぐ女性たち。 著者自らの煩悶の分析とそこからの脱皮の哲学。スウェーデンで評判の書。
目次
日本の皆様へ
まえがき
第3の年齢……………………………………………………
1 突然やってくる老いへのめざめ
2 第3の年齢
3 境目で
4 発達するのか、老いるのか
5 道を探し出すこと
総合的な視点から見た人生…………………………………
1 蘇る子ども時代
2 虚構を現実
3 過去を解き放すこと(過去に別れを告げること)
4 自立した個になること
5 人生の回顧(人生を振り返る)
過酷な体の変化…………………………………………………………
1 顔に刻まれた「汽車の線路」(顔に刻まれた年輪)
2 肉体との戦争
3 老いてもよいでしょうか?
4 鏡の中に映るのは私なのか?
5 老いる時間(年を重ねる時間)
第3の年齢における愛…………………………………………………
1 本当の愛
2 ともに成長するのか、ともに成長するのか
3 日常の愛
4 愛の芸術
5 危険な年齢
6 孫を授かること
叡智・智恵……………………………………………………………
1 「死」を死ぬこと
2 ポジティブな孤独
3 叡智・智恵とは何か
4 「知」は測れるか
人生は何のために? ………………………………………………
1 天国と地獄の境目
2 なぜそんなに急ぐのか?
3 意味の探求
4 偶然は何を意味するのか?
5 バランスを保つ秘訣
静かな革命……………………………………………………………
1 自分の生来の才能と使命を見出すこと
2 自分の居場所
3 選び、そして選び外すこと
4 「自分の幸福に寄り添いなさい」
5 静かな革命
6 歴史上の関連性を見つけること
前書きなど
私は、はじめて私自身が老いを意識した日のことを今でも鮮明に思い出す。それは、夏の休暇を過ごしていたバルト海に面した小さな村での出来事だった。友人たちが、突然やってきて、泳ぎに行くことになった。私は、友人たちとのひさしぶりの再会に胸をときめかしながら、水着に着替えるために二階へと駆け上がった。
二階の鏡に自身の裸体を映したとき、「いったい、この白髪頭の、弛んだ体をした中年女は誰なのだ?」という問いがぐるぐると頭の中をまわりはじめた。そこに立っているのは、私の母をいささか思い起こさせるしわ顔の女性であった。それまでの楽しかった気分が一瞬にして消え去ると同時に、熟年に差し掛りはじめた多くの女性が自分の姿を見て、どのような思いにさせられるのかを悟った。
思い返せば、それが人生を変えた瞬間であった。その時から、私自身がどのような人間であるのかを、肉体面そして精神面から見つめ考え直すための自問自答を始めさせられることになった。
自分自身の老いを悟った日は、私の残された人生を新たに見つめなおし、発見するための旅立ちの日となった。
私たちの社会では、尊厳を保ちながら、優雅に年を重ねていくということは容易なことではない。特に、女性は、若さこそがもっとも価値があるという幻想に振り回され、老いることは恥ずかしいことであり、できる限り避けるべきものであると思わされる。そして、私たちは、年を重ねるごとに、若さに輝く康な体や異性を惹きつける性的な魅力などの失いゆくものにのみ目を奪われがちであるが、次の人生の段階で得られる多くの可能性を忘れてしまってはいないだろうか。
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