発行:海鳴社
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四六判 214ページ 上製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87525-217-7(4-87525-217-X) C0011
在庫あり
奥付の初版発行年月:2004年03月
書店発売日:2004年03月16日
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著者は、日本・台湾・韓国・英語圏など、半世紀以上にわたって精神症状の疫学的比較・分析を重ねてきた。本書はその足跡の総まとめともいえるもので、民族の文化ないし国民性と精神疾患との関係が興味深い事例とともに紹介される。
例えば——「甘え」の機能や家族の概念が、同じ漢字文化圏の日本・中国・韓国でも大きく異なっていて、それが「自殺」のパターンや動機に反映していること/アメリカ先住民オジブワ族は、観光地で白人文化のもとで育ったものと、奥地の住民とでは、基本的人格においては変らないこと。そのことは、日本占領下で日本語教育を受けた台湾在住民と戦後中国本土からの移住民との間でも同様である/日本語は、体の特徴で性格を数多く描写する特異な言語である:「鉄面皮」「鼻息の荒い」「目ざとい」「口が堅い」「心臓が強い」「腹黒い」「辣腕家」「胆の小さい」「へそ曲がり」等々。
本書は、われわれの文化・社会・そして家族のあり方などを、客観的に考えさせてくれる得がたい贈物といえよう。
目次
第1章/社会文化変容と精神疾患 第2章/医療に対する態度と行動 第3章/文化結合症候群 第4章/社会・文化精神医学の系譜 第5章/精神症状の比較研究 第6章/うつ病と自殺 補遺/台湾精神医学のあゆみ
前書きなど
土居健郎氏:本書は医学に入学するまでは日本人として教育され、戦後は台湾で精神医学界の中心にいて種々の国際的研究に携わった著者の、日本の精神医学界に対する贈り物であり、問いかけである。読んですこぶる面白い。精神科医必読の書と言おう。
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