村上雅人
発行:海鳴社
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A5判 240ページ 上製
定価:2,200円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87525-201-6(4-87525-201-3) C3041
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年06月
書店発売日:2001年06月05日
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紹介

線形代数をわかりやすく解説。量子力学への応用を視野に入れた、理系学生の必読の書。

目次

線形代数とは/ベクトル/行列/行列式/行列とベクトル/量子力学と線形代数/ベクトルと行列式

前書きなど

わたしの研究室に来る卒論生や大学院生に、大学数学で何が苦手か尋ねたところ、驚いたことに、線形代数と答えた学生が非常に多かった。線形代数は、概念自体は簡単であるから、それほど苦にはならないと思っていたが、一見簡単そうでいて、その本質が分からないということが原因かもしれない。
いくつかの入門書をひもといたが、線形代数そのものに新しい概念はないと指摘しており、ひどいものでは一夜づけでも試験に対応できると書いてある。確かに、線形代数の主な効用は、変数が多い連立1次方程式をいかに整理して解法するかにある。連立1次方程式を解くだけならば、中学生でも何とか対応できるから、それほど重要とは思えない。このため、線形代数は、その概念ではなく表記法だけで数学の地位を築いた学問とも紹介されている。これでは、大学で学ぶ価値がどれほどあるのかと疑問に思う学生も多かろう。
しかし、そう思って油断していると、途中で迷路に入り込んだ気分になってしまうのも線形代数である。線形代数の構成要素に行列と行列式があるが、これらは名前は似ていても、その基本的考え方がまったく違っている。これを明確に認識せずに、中途半端な状態で連立1次方程式の解法を行っていると、その区別があいまいになって、気づくと講義が終わっているという具合である。よって、行列と行列式が違うということを明確にすることを、まず本書の目的とした。
さらに、線形代数は20世紀物理界の最大の成果と呼ばれる量子力学の建設に大きな役割を果たしたのであるが、この事実が意外と認識されていない。個人的には、線形代数が、これだけ重要な数学的地位を築くに至った理由は、その表記法ではなく、それが量子力学建設に果たした大きな貢献のおかげと思っている。

版元から一言

大学の数学と物理教育は、この著者にまかせましょう。わかりやすく、ていねいに展開し、読者を納得させる。

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本の詳細

著者プロフィール

村上雅人(ムラカミマサト)

好評の「なるほど虚数」「なるほど微積分」の著者。

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