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自然エネルギーの罠
化石燃料や原子力の代わりになり得るエネルギーとはなにか
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年3月
- 書店発売日
- 2015年2月28日
- 登録日
- 2015年2月9日
- 最終更新日
- 2023年3月3日
書評掲載情報
2015-06-06 | 野鳥 2015年12月号 |
2015-05-17 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
自然エネルギーはどこまでクリーンでエコなのか。
ほんとうに役に立つ自然エネルギーとそうでない自然エネルギーを徹底的に検証する。
目次
Ⅰ 自然エネルギーを推進することで原発を止められるか
Ⅱ なぜ日本で盛んに自然エネルギー発電所が造られるのか?
Ⅲ 風力発電の罠
Ⅳ 太陽光発電の罠
Ⅴ 自然エネルギーの現状と未来
Ⅵ 自然エネルギーによる様々な発電方法を検証する
Ⅶ 水力発電
Ⅷ 地熱発電
Ⅸ 災害に強いエネルギー
Ⅹ エネルギーの将来への問題
Ⅺ エネルギーの未来予測
前書きなど
私は、風力発電の実態について更に徹底的に調べ上げました。その結果わかったことを、『風力発電の不都合な真実』(アットワークス)という本にも書きました。それからも、自然エネルギーについて更に調査し続けてきました。調べる際のポイントは、
1.化石燃料の消費量を削減できるか?
2.自然環境に優しいか?
3.人間生活に悪影響はないか?
4.利益は得られるか?
5.将来性はあるか?
6.成功例はあるか?
でした。
その結果、ほんとうに将来性のある良い自然エネルギーと、イメージだけで将来性のない悪い自然エネルギーの2種類があることがわかりました。イメージだけで実用性のない悪い自然エネルギーをいくら増やしても、原子力発電所や火力発電所を減らすどころか、むしろ増設が必要になることもあります。
自然、という言葉のイメージに惑わされ、自然だからすべていいものだろうと思いがちな自然エネルギーとは、ほんとうはどんなものなのでしょうか。ほんとうにそれは環境に優しく、人にも優しく、人類の未来を明るくしてくれるものなのでしょうか。
この本では、私が行ってきた調査結果を、わかりやすく対話形式で書いていきたいと思います。
私たちは、言葉のイメージからか、ついつい「自然エネルギー」はいいものだと考えてしまいがちです。しかし、それは一種の甘い罠でもあるのです。
上記内容は本書刊行時のものです。