小学校1年〜6年生。すべての教科で本との出合いを授業が生きるブックトーク
ブックトーク研究会:編, 鈴木 清代春:監修
発行:一声社 この版元の本一覧
A5判 212ページ
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87077-192-5 C3037
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年01月 書店発売日:2007年01月31日
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紹介

子どもが大好きな児童書。見た目も綺麗で、文章も読みやすく、楽しい児童書。お気に入りの本と今習っている授業が関連すると知ったときの子どもの驚き。学力アップと読書量のアップという実績を挙げた著者達の実践を詳しく紹介。
①小学校10教科(国語・生活・図工・体育・社会・理科・総合・音楽・家庭)の指導案。
・どのテーマの授業で、どの児童書を、どういうタイミングで紹介するか、次に授業につなげていくか。
・体育や図工・家庭科まで、関連する本を紹介し、読書につながっていく。
・指導案で紹介した児童書以外に、参考になる児童書を多数紹介。

②学年別教科・テーマ別参考児童書一覧
・その学年の参考児童書が一目で分かる、と好評。
・家庭学習の際に参考にしている親も。

③Q&Aとミニ知識
・読書よりも学力をアップさせよ、という管理職や親からの圧力に対してどのように対処すべきか? など、疑問や悩みに答えるQ&Aが豊富な12項目。
・読み聞かせや授業で気になる著作権のことなど、役立つ身に知識が多数。

目次

                  目次

はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

授業を始める前に  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●授業を生かすブックトークの展開と実践  低学年 ・・・・・・・・・・・・・・

◇ブックトークの手引き一覧 1年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1年生ブックトーク展開例 【国語科】絵本ってすてき ・・・・・・・・・・・・・・・・・
             【生活科】たねをまいたり、なえをうえたりして育てよう ・・・  
             【生活科】お正月っていいな ・・・・・・・・・・・・・・・・
             【図工科】いろいろな紙であそぼう ・・・・・・・・・・・・・
             【体育科】からだってふしぎだね  ・・・・・・・・・・・・・

◇ブックトークの手引き一覧  2年生  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2年生ブックトーク展開例【国語科】ことばあそびは楽しいよ! ・・・・・・・・・・・・・
             【国語科】ふしぎな海の生き物 ・・・・・・・・・・・・・・・
             【生活科】秋となかよしになりたいな ・・・・・・・・・・・・
             【生活科】生き物の世話をしよう  ・・・・・・・・・・・・
             【生活科】1年生といっしょに遊ぼう ・・・・・・・・・・・・             

※低学年実践例 <1年生・体育科 からだってふしぎだね> ・・・・・・・・・・・・・・
        <2年生・国語科 ふしぎな海の生き物>  ・・・・・・・・・・・・・・


●授業を生かすブックトークの展開例と実践  中学年 ・・・・・・・・・・・・・

◇ブックトークの手引き一覧 3年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3年生ブックトーク展開例【国語科】詩っておもしろい ・・・・・・・・・・・・・・・・
             【国語科】科学読み物を読もう ・・・・・・・・・・・・・・・
             【社会科】町にでかけよう ・・・・・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】じしゃくであそぼう ・・・・・・・・・・・・・・・
             【図工科】なにができるかな ・・・・・・・・・・・・・・・・
             【保健科】からだを知ろう ・・・・・・・・・・・・・・・・・
【総合科】障害ってなに? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇ブックトークの手引き一覧 4年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4年生ブックトーク展開例【国語科】平和について考えるⅠ ・・・・・・・・・・・・・・
             【社会科】昔のくらしをさぐろう ・・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】星空はロマンチック ・・・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】自然ってすごい!  ・・・・・・・・・・・・・・・・
             【音楽科】音楽ってすてきだよ! ・・・・・・・・・・・・・・・
             【総合科】地球にやさしく ・・・・・・・・・・・・・・・・・
             【総合科】人にやさしく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※中学年実践例 <3年生・国語科 科学読み物を読もう> ・・・・・・・・・・・・・
        <4年生・社会科 昔のくらしをさぐろう> ・・・・・・・・・・・・


●授業を生かすブックトークの展開と実践  高学年 ・・・・・・・・・・・・・・・

◇ブックトークの手引き一覧 5年生  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5年生ブックトーク展開例【国語科】椋鳩十ってすばらしい ・・・・・・・・・・・・
             【社会科】農業のいろいろ ・・・・・・・・・・・・・・・
             【社会科】公害問題って?・・・・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】天気ってふしぎ ・・・・・・・・・・・・・・・
             【音楽科】楽しい音楽がいっぱいだ ・・・・・・・・・・・
             【家庭科】針と糸となかよくなろう ・・・・・・・・・・・
             【保健科】正しく病気を知ろう ・・・・・・・・・・・・・
             【総合科】たいせつなお米 ・・・・・・・・・・・・・・・

◇ブックトークの手引き一覧 6年生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6年生ブックトーク展開例【国語科】短歌や俳句はおもしろい ・・・・・・・・・・・
             【社会科】戦争と平和について考えようⅡ ・・・・・・・・・
             【社会科】生活に生きる憲法 ・・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】地球っておもしろい! ・・・・・・・・・・・・・
             【理 科】からだってすごい ・・・・・・・・・・・・・・
             【家庭科】食生活を見直そう ・・・・・・・・・・・・・・
             【総合科】人々のいろんな暮らしがあるんだな ・・・・・・

※高学年実践例 <5年生・理科 天気ってふしぎ> ・・・・・・・・・・・・・・・・
         <6年生・総合科 人々のいろんな暮らしがあるんだな>  ・・・・・

Q

前書きなど

はじめに

ブックトークという言葉を、初めて聞かれた方もおられるでしょう。
ブックトークとは、「本の紹介」です。「この本を読むといいよ」と知人に紹介するというより、多数を相手に紹介することをこのように呼んでいます。まずテーマを決めて、テーマに沿った本選びをし、効果的な紹介の順番などを決めます。例えば、24ページで紹介しているように、「お正月」というメインテーマに沿って、「十二支」「行事」「遊び」などのテーマを取り上げ、『十二支のはじまり』(佼成出版社)・『かさじぞう』(福音館書店)・『独楽』(文渓堂)などを子どもたちに紹介していくのです。
本書では、ブックトークを図書館員・司書や読書ボランティアだけでなく、クラス担任が授業で行うことをテーマにしています。なぜ、私たちがそれほどまでに授業で行うブックトークを大事だと考えているのか、説明しましょう。

今、小学校では、すでに行なわれている生活科や総合的学習に加え、コンピューター教育や英会話などの新しい学習が進められています。
しかし、実際には週休2日制導入のために、十分な学習時間を確保することが難しく、子どもたちは今まで以上に忙しい毎日を過ごしています。授業の中で「ふみとどまって考えたり」「繰り返し練習したり」などの子どもの学習意欲を、満足させることが出来にくくなっているのではないでしょうか。
授業の中で「なぜだろう」「どうしてだろう」と自ら課題を見つけ、それを解決しようとする学習意欲—それが真の学力となり、やがて社会に出ても自らが主体的に生きていくことに関わると私たちは考え、授業のあり方の大事さを痛感しています。

まず、授業が「楽しい」「おもしろい」と感じられ、「やってみたい」「聞いてみたい」「調べてみたい」と、子どもが主体的になれる工夫が大切です。
そのために、各教科の内容に沿った、教科書以外のたくさんの書物に出会わせることがとても大切だと考えています。そのためのブックトーク(本の紹介)です。
ブックトークの授業を受けた子どもたちは、紹介された様々な本のなかから、自分の要求に合ったものを、自由に情報として取り込むことができます。自らの学習をより深めたり、広げたりすることができるわけです。それより何より「そんなこともあるのか!」「知らなかったことがわかった!」という学習の喜びをもつことができます。また「学習したことが良くわかった」「学習がおもしろかった」などという達成感を得るとともに、「もっとやりたい」という意欲が湧いてくるのです。それは、学習への主体的態度が育つことにつながります。
また、ゲームやアニメに夢中になっている子どもたちが、ブックトークを取り入れた授業を受けて、本そのものに興味や関心を持ちはじめた実例がたくさんあります。そして、「先生、こんな本もあったよ」と、学校図書館や公共図書館で本捜しをして逆に関連図書を教師に紹介してくれるようになったりしています。「活字をとおして理解し、思考し、イメージをふくらませ、感動する本そのものの力」を子どもたちが体験している、と言えるのではないでしょうか。そして、この経験の積み重ねが、さらなる読書につながるものと考えます。

 このように、授業で行なうブックトークは、大変有意義なものなのです。そこで本書では、各学年のクラス担任が行なうことを想定して、単元・教材に合った展開例と実践例、また、たくさんの本を、紹介しています。
 私たちの実践から生まれた本書を参考にして、実際に“ブックトーク”を授業に活用していただきたいと思います。新しい試みの本です。どうぞ、みなさんの実践経験をお聞かせください。

版元から一言

本書は、小学校教師向けの授業実践集ですが、読書と授業を統一する、という大変ユニークな、他に類書のない本です。
本書の指導案をそのまま授業に使用される先生方や、学年別参考児童書一覧を使って、授業中に黒板のあたりに並べるだけでも効果がある、と喜ばれる方もいます。
また、小学校などに読みきかせに行かれるボランティアの方に、相当数買っていただいています。本を読みに行くだけではなく、園子たちがどんな授業を今受けているのか、できれば授業と絡めて授業も本も楽しいと思ってもらいたい、という強い願いがあるからです。
学校から「絵本はもういいから、学力アップになる本を紹介して欲しい」と言われて困惑していたボランティアさんが、本書を使ったところ、先生方のボランティアを見る目が違った、というお便りもいただいております。

著者プロフィール

ブックトーク研究会(ブックトークケンキュウカイ)

子どもの本を愛する教師が、子どもの本と学校の授業実践の交流・研究を続け、「授業で行うブックトーク」という結論に行き着く。以来、修行と読書の統一の実践と研究を重ね、学力アップ・授業が楽しくなる・読書習慣が身に付く、という一石三鳥の成果を上げた。
メンバー
秋葉秀茂・北原正子・杉田秀子・鈴木浩子・内藤哲彦・波木井やよい・間島春美・望月武人

主な著書=『読みきかせのすすめ』(波木井やよい)

鈴木 清代春(スズキ キヨハル)

児童文学作家。青森・千葉で教員生活、小・中学校校長、千葉県松戸市教育研究書所長などを歴任。日本児童文学者協会評議員、日本子どもの本研究会前会長。
主な著書=『津軽の山歌物語』(日本児童文芸家協会賞受賞)、『十三湖のばば』『空をとぶ一輪車』『本を読む子を育てる』

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