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取引情報
おはなしおばさんの小道具
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 1996年6月
- 書店発売日
- 1996年6月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年10月27日
重版情報
23刷 | 出来予定日: 2018-03-26 |
21刷 | 出来予定日: 2015-08-10 |
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目次
はじめに
はじまりはじまり
どっちの勝ち?
ブラウンさんとブラックさん
こんこんさま
ふしぎな家
わらぶき屋根の家
チューチューチュー
今日のごはんなあに?
森までドライブ
犬のおまわりさん
だれの卵かな
動物の話
湖の鳥
それからそれから
火事(新聞紙話)
おはなし
一ぴき足りないブーブーブー
山登り(新聞紙話)
変身泥棒
タンポポ
あれだけは苦手
ととけっこ
ハンカチ話
大きな荷物
おはなしおはなし
口の大きな蛙の子
ねずみの嫁入り
ほしい
はーその通り
蛙ぼたもち
あとがき
前書きなど
おはなしを語るというと、とてもむずかしく感じるかもしれませんが、幼い子どもが広告紙の裏なんかに鉛筆で線を描きながら、またはおもちゃの自動車を手に持ちながら「ブーブー 遊園地行きのバスでーす みんな乗りましたかぁ ブーブー くまさんも乗りますかぁ ブーブー ぶたさんものりますかぁ ブーブー ゆれますよ」などとひとりごとを言っている、あれがお話の原点だと私は思っているのです。何もないところから始めるのはむずかしいとしても、鉛筆一本持つと、ミニカーをひとつ持つと、とにかく何かひとつ「道具」を持つと、そこからおはなしの世界が広がっていくのです。私たちもその子どものやりかたを真似してみましょう。
まずいつでも身につけている道具、指、その指を使っておはなしをしてみましょう。親指が人に思えてげんこつが家に見えてくる、それが想像力というものでしょう。想像力の助けを借りれば、新聞紙を折りながらだって、ハンカチを折りながらだっておはなしはできるのです。タンポポが咲いている野原でタンポポのおはなしができたら、それが一番いいのでしょうが、おり紙やフェルトでタンポポをひとつ作れば、それだけだってタンポポのおはなしができます。牛乳パックを開いて色をつければ、ほら主人公のできあがり。ティッシュボックスを並べて動物の顔をはれば、もう動物村になりました。
この本の「タンポポ」のように、子どもだらヒントをもらっておはなしを作ったこともあります。「犬のおまわりさん」のように、よく知られている歌を下地に、子どもたちが自由におはなしを作ることもあります。私が語ったおはなしを子どもたちが勝手に変えておもしろくしてくれたこともありました。ここに載せたのは、とりあえず参考にしていただくためのおはなしです。どうぞあなたのおはなしを作ってみてください。
版元から一言
いまや押しも押されぬ人気講師・藤田浩子さんの記念すべき第1作。
身近な材料で作るちょっとしたおはなし小道具。その作り方とあそび方、おはなしを掲載。毎年毎年増刷を重ねるロングセラーです。
上記内容は本書刊行時のものです。