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在庫あり
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取引取次:
ト|ニ|楽天|新日本|八木
直接取引:あり(自社)
変わる日本語その感性
発行:青灯社
四六判
並製
定価
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年7月
- 書店発売日
- 2009年7月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
<問題な日本語>は ほんとうに問題なのか。
日本語が変わるその背景を明かす。
「お飲み物はよろしかったでしょうか」や「コーヒーの方お持ちしました」「私ってネ
コ嫌いじゃないですか」など批判のある最近の若者言葉はほんとうに問題なのか。
また、「東京を3時発の『のぞみ』です」や「式を始めたいと思います」などのちょっと
気になる日本語。文法的、語法的に本来は正しくない表現が一般化するのはなぜか。
変わる日本語の背景・理由を、日本人一般の感性の変化や日本語の性質から鋭く読みとく。
「お飲み物はよろしかったでしょうか」より
ここで考えなければならないのは、日本語の「た」は過去を表すばかりではないということです。・・・未来の出来事と仮定された出来事の共通点は、どちらも現実に起こった事柄ではないということです。「た」にこのような働きがあるのだとすると、お客の意向を尋ねるために店員が使う言い方として「お飲み物はよろしかったでしょうか」が使われるようになった理由は理解できます。・・・「よろしいでしょうか」よりも押しつけがましい意味合いが出ない分、丁寧さが増すのだと考えることができます。
上記内容は本書刊行時のものです。