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レイラインハンター
日本の地霊を探訪する
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2010年4月
- 書店発売日
- 2010年4月20日
- 登録日
- 2010年3月17日
- 最終更新日
- 2019年2月26日
紹介
”レイライン”の意味がわかれば、ぼくが長年、疑問に思ってきた、土地に固有の雰囲気=地霊の本質に迫れるかもしれない……。地霊を感じる場所(聖地)同士を結ぶことで表れてくる直線(レイライン)を最新のGPSとデジタルマップを駆使して、日本各地を実踏検証! 東北の古代遺跡を足がかりに、巨石文化とアラハバキ信仰について考察し、さらに北関東の東国三社・鹿島神宮、香取神社などと徳川光圀の関係を検証。首都・東京の原型となった江戸に周到に仕組まれた怪僧・天海の風水術、近畿エリアに隠された巨大五芒星の謎、北陸・若狭の不老不死伝説など、現代に残された先人たちの軌跡をたどり、古代の叡知に迫る!
目次
プロローグ
地霊の気配/聖地を結ぶレイライン日本を東西に貫くレイライン/レイラインハンティング
第一章 東北 巨石文化とアラハバキ信仰
北東北に栄えた古代文明・三内丸山/大湯ストーンサークルとピラミッドが指し示すモノ/東北における巨石信仰の源流/坂上田村麻呂の呪い
第二章 関東一 東国三社と蝦夷
記紀神話と東国三社/巨石信仰と東国三社
第三章 関東二 水戸光圀と巨石信仰
水戸黄門とレイライン/熊野さまの導き
第四章 東京 江戸五色不動を巡る
江戸城を守る五芒星の結界/怪僧“天海”/光揺らめく不動明王
第五章 信州 白馬風切地蔵と戸隠信仰
白馬を天災や疫病から守る風切地蔵/土地に呼ばれるということ/冬至の日の出を迎え入れる
第六章 京都 封じ込められた怨霊
上賀茂神社の歪んだ空間/怨霊から逃れて辿りついた平安京/洛北に隠されたもの/秘められた近畿の五芒星
第七章 近畿 隠された五芒星を巡る
2000年前に描かれた五芒星/伊吹山/元伊勢/淡路島・伊弉諾神社/熊野/伊勢
第八章 能登 イルカ伝説と泰澄
イルカと交感するシャーマン/能登に存在した「イルカ呼び」/泰澄の「魔物封じ」/気多神社の「特殊神事」/中谷家と能登・手仕事屋
第九章 若狭 不老不死伝説と空海
八百比丘尼/不老不死を求めた者たち/神々の宿る場所
第十章 沖縄 女神を祭る聖地
男子禁制の聖地/今帰仁・クボー御嶽/返戸岬・安須森御嶽/首里・首里森御嶽/女神からの贈り物
版元から一言
机上の空論ではなく、著者が15年という歳月をかけて、実際にその場所に行き、GPSなどで計測して導きだした文章は、圧倒的な説得力で読む人に迫ります。歴史学者でもなければ、宗教家でもない著者だからこそ、偏見や思い込みのないフラットな目線で日本全国を訪ね、地元の人々と出会い、全身で感じた思いを素直に綴っています。都内に残っているお寺建立の意味、テレビドラマでなじみ深い水戸黄門様にまつわる東国三社の謎、古都・京都の奥深くに潜む怨霊、若狭に伝わる不老不死伝説、沖縄の女神信仰……。絶対に旅行ガイドブックには乗らない、だけど読んでおくと旅行が何倍もおもしろくなります。そして、この本に掲載されているエリアだけでなく、自分の身の回りの場所にも何かがあるかもしれない、と出かけてみたくなる一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。