司馬遼太郎を読む
松本 健一:著
発行:めるくまーる この版元の本一覧
四六判 216ページ 上製
定価:1,500円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-8397-0124-6 (4-8397-0124-5) C0095
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年11月
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紹介

「生きているときから懐かしいひとだった」司馬さんのことをそう追慕する、著者・松本健一氏。2人は頻繁に手紙のやりとりをする間柄であったが、互いの史観は必ずしも一致していない。
歴史に埋もれていた人物に独自の光を当て、新しい日本史像を浮かび上がらせた司馬文学――。日本精神史をつぶさに検証する気鋭のロマン主義者・松本健一氏の歴史認識――。
視座が異なっているからこそクリアに見えてくる、司馬文学に秘められた微妙で切実な希い。

目次

はじめに-司馬遼太郎と「もう一つの日本」

<第一部> 司馬文学の主人公たち
懐かしい人-出会いの記憶
坂本竜馬-自由なる精神
土方歳三-士道に殉ず
高田屋嘉兵衛-日露外交の先駆者
斎藤道三-一国の城主となった一介の油売り
空海-宇宙の神秘に目覚めた宗教家
河合継之助-「侍」として美しく滅ぶ
高杉晋作-“思想”という酒に酔わないリアリスト
秋山真之-明治という「国家」を支えた歯車
秋山好古-日露戦争を運命として引き受けた男
司馬凌海-九ヵ国語をあやつる天才
大村益次郎-幕末の最終章に忽然とあらわれた合理主義者
王女アビア-平戸藩士と結ばれた満州族(韃靼人)の女
乃木希典-美的な生き方を貫いた、いくさの下手な詩人
宮本武蔵-剣聖とよばれるにふさわしい男だったのか
江藤新平-明治国家の司法制度を独力でつくりあげた天才
大久保利通-明治国家の実務的な建設者
沈壽官-秀吉の朝鮮出兵時に島津氏が連れ帰った陶工の末裔
勝海舟-明治国家誕生の“偉大”な父たちの一人

<第二部> 土地の記憶『街道をゆく』

檮原(ゆすはら)街道(一)
檮原街道(二)
湖西のみち
十津川街道
韓のくに紀行(一)
韓のくに紀行(二)
北海道の諸道(一)
北海道の諸道(二)
砂鉄のみち
オランダ紀行
台湾紀行
高野山みち
佐渡のみち
北のまほろば
本郷界隈
愛蘭土紀行(一)
愛蘭土紀行(二)
愛蘭土紀行(三)

<第三部> 文明批評による反省
『この国のかたち』(一)
『この国のかたち』(二)

懐かしい、懐かしい-あとがきにかえて

版元から一言

司馬遼太郎賞作家による司馬文学案内

著者プロフィール

松本 健一(マツモト ケンイチ)

1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。
評論家、麗澤大学国際経済学部教授。
在学中の評伝『若き北一輝』で注目される。
『白旗伝説』(講談社)、『われに万古の心あり』(新潮社)など著書多数。
『近代アジア精神史の試み』(中央公論社)でアジア太平洋賞。
『評伝 北一輝』(全5巻、岩波書店)などに関する業績で司馬遼太郎賞を受ける。

上記内容は本書刊行時のものです。
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