発行:めこん
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四六判 542ページ 上製
定価:5,500円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8396-0163-8(4-8396-0163-1) CC3097
在庫あり
奥付の初版発行年月:2003年10月
書店発売日:2003年10月17日
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よみがえる幻の名作——ヨーロッパとアジアにまたがる「植民地批判」文学の古典。19世紀、オランダ領東インド(現在のインドネシア)における植民地支配の過酷な実態を内部告発し、当時ヨーロッパ各国に大センセーションを巻き起こした作品です。母国オランダでは「国民文学」として読み継がれ、ヨーロッパでは知らぬ人のない古典中の古典。日本ではアジア近現代史研究の中でしょっちゅう名前が出てくる本ですが、戦前に出た翻訳を目にしたものはほとんどないという「幻の」作品。
オランダ語で書かれた文学ですが、植民地を通じてヨーロッパとアジアにまたがる世界的名著と言えるでしょう。
前書きなど
著者ムルタトゥーリが小説の形を借りて19世紀のオランダ領東インド植民地における植民地支配の実態を内部告発し、植民地政策を痛烈に批判した異色の作品である。小説とはいえ全くのフィクションではなく、その内容は大筋では史実に合致している。そのため出版にあたっては当初から政治的な思惑に巻き込まれ、結局著者の意図したものとは少し違った形で、つまり利害関係者が特定しにくいような形で世に出た。しかし関係者の間ではたちまちセンセーションを引き起こし、やがては19世紀最大の問題作として評価を得て、読み継がれていった。今では近代オランダ文学の最高傑作として、押しも押されぬ地位を確立している。
著者プロフィール
ムルタトゥーリ()
ムルタトゥーリは19世紀後半オランダ領東インド(現在のインドネシア)政府の官史でした。この作品はヨーロッパ各国の植民地行政を変えるほどの衝撃を与えました。
佐藤弘幸(サトウヒロユキ)
東京外語大学教授(オランダ語)
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