発行:めこん
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A5判 572ページ 上製
定価:5,400円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8396-0161-4(4-8396-0161-5) CC0030
品切・重版未定
奥付の初版発行年月:2003年07月
書店発売日:2003年07月15日
紹介
日本を代表するラオス研究者とラオス人研究者による共同執筆。日本で初めての総合的なラオス概説書です(ラオス文化研究所はラオス文化情報省所属の研究機関)。写真多数。
目次
まえがき フンパン・ラタナヴォン(ラオス文化研究所所長)
① 地理と民族
② 重要な歴史的できごと
③ ラオス人民民主共和国
④ 状況の変化と対応
ラオスの魅力と学び方 石井米雄(神田外語大学長)
第1章 北部ラオス フンパン・ラタナヴォン
① 地理的条件と気候
* 山・川・平野
* 気候
* 地下資源
② 民族
③ 習慣・芸術・文化
* ルアンパバーン県
* ボーケーオ県
* ルアンナムター県
* ウドムサイ県
* ポンサーリー県
* ホアパン県とシエンクアン県
* サイニャブリー県
第2章 中部ラオス フンパン・ラタナヴォン/カムペン・ケタヴォン
① 地理的条件と気候
② 行政区域と民族
③ 交通・通信
④ 開発
⑤ 産業と将来像
第3章 南部ラオス カムボーン・ティーラプット
① 歴史
② 地理
③ 気候
④ 行政
* サーラヴァン県
* セーコーン県
* アッタプー県
* チャムパーサック県
⑤ 経済と社会
* 山岳と高原の自然資源
* 高原地帯の地下資源
⑥ 交通・運輸
⑦ 文化
⑧ 観光
第4章 政治 瀬戸裕之
① 党の基本政策および憲法
* ラオス人民革命党の基本政策
* 憲法の基本原理
② ラオス人民革命党
* 党の基本理念と起源
* 党員と党組織
* 政治制度の中における党の役割
④ 国家機構
* 立法機関
* 行政機関
* 司法機関
⑤ 戦線および大衆組織
* ラオス建国戦線
* 大衆組織
むすび
* ラオス人民民主共和国 党・国家要職表
第5章 『正史』による前近代の歴史 飯島明子(天理大学助教授)
① 時代区分
② 1893年10月3日の条約
③ 全民族から成るラオ人民
④ チャオ・アヌ
⑤ ファーグム大王
おわりに
第6章 現代の歴史 菊池陽子(東京外語大講師)
① フランス植民地下のラオス
* ラオス植民地化の過程
* フランスのラオス統治
* 少数民族の反乱
② 第2次世界大戦下のラオス
* ラオス刷新運動
* フランス領インドシナにおける日本軍のクーデター
③ ラオス独立への道
* ラーオ・イッサラ運動
* ネーオ・ラーオ・イッサラの結成
④ 内戦時のラオス
* ジュネーブ会議と第1次連合政府
* ラオス内戦
* ラオス人民民主共和国の成立
⑥ ラオス人民民主共和国
* 社会主義国家の建設
* チンタナカーン・マイ政策
第7章 民族 安井清子
① 多民族国家ラオス
* 民族の数
* 時代によって民族政策は変わる
* 民族とは流動するもの
② 民族の歴史
* ラーンサーン王国を建国したラオ族
* ラオスの先住民族
* 山頂に住むラーオ・スーン
③ モン族の暮らし
* お正月は1年の節目
* 焼畑
* 女性の手仕事と民族衣装
* ケシ
* 口承文化
* 低地に降りてくるラーオ・スーン
第8章 宗教 林行夫(京都大教授)
はじめに
① 多数派宗教としての仏教
② 精霊祭祀と境界
③ 残された「儀礼言語」
むすぶにかえて
第9章 文化 増原善之(チェンマイ大研究生)
①文化
* 美術
* 機織
* 芸能
* 文化財保存
② 風俗習慣
* バーシー
* 誕生
* 出家
* 結婚
* 葬儀
③ 年中行事
* ピーマイ・サーコン(国際正月)
* ブン・マーカブーサー(万仏節)
* ブン・パヴェート(大生経祭)
* ピーマイ・ラーオ(ラオス正月)
* ブン・バンファイ(ロケット祭)
* ブン・ヴィサーカブーサー(仏誕祭)
* ブン・カオパンサー(入安居祭)
* ブン・ホーカオパダップディン(飾地飯供養祭)
* ブン・ホーカオサラーク(くじ飯供養祭)
* ブン・オークパンサー(出安居祭)
* ブン・ガティン(ガティン衣献上祭)
* ブン・タートルアン(タートルアン祭)
* ヴァン・サート(建国記念日)
第10章 言語 鈴木玲子(東京外語大助教授)
①ラオ語の概要
* 名称
* 使用人口と方言
* 系統
② 発音
③ 文字
④ 文法
⑤ ラオスの言語状況
* 言語の宝庫
* 変化するラオ語
⑥ ラオス的な言葉
第11章 経済 鈴木基義(鈴鹿国際大学長)
① 社会主義経済から市場経済へ
* 社会主義革命成立後の混乱
* 初の5ヵ年計画
* ペレストロイカが「チンタナカーン・マイ」 を生んだ
② 金融制度改編
③ 財政と貿易の赤字
* 赤字が当たり前の財政構造
* 宿命的な貿易赤字構造
④ 劣悪な投資環境
⑤ アジア通貨危機からの教訓
* 農本経済であるがゆえの「セーフティ・ネット産業構造」
* 通貨危機は外貨流入に激震
* 為替ルートの暴落はアジア最悪
* 行き過ぎた市場経済化の例——国有企業民営化プログラム
* 見直された国有企業
* グローバル・エコノミー対策
* 資本主義と社会主義のベスト・ミックス
第12章 農業 鈴木雅久
①ラオス農業の概況
* 各地域の農業の特徴
* チンタナカーン・マイ政策でのラオスの農業制度
* 農業生産状況
② 農村の実情
* ターサモ村の概況
* ターサモ村農民の生活調査
③小規模灌漑開発
* 小規模灌漑開発の必要性
* 小規模灌漑開発の展開
* むすび
第13章 村の暮らし 院多本華夫(筑波大講師)
①水に魚あり、田に米あり
* ラオスの地形と気候
* 水田の形成
* 洪水と旱魃
* 開墾
② 新米、うまい魚
* 水田をめぐる風景
* モチ米
* 果物
③ 肉10きれよりも魚1匹
* ラオス料理の味の基本
* 川の幸
* 山の幸
④ 高い木には精霊が
第14章 森林資源 ブアトーン・プンサリット
①森林の状況
* 現在の森林面積
* 森林の分類
* 国の保護林
② 森林産品
③水棲動物と森林動物
④ 森林破壊の影響
* 森林破壊の状況
* 赤信号
第15章 運輸・通信 サイ・パカスム
①旧植民地時代の運輸
② 新植民地制度における運輸
③ 人民民主主義制度における運輸
* 陸運
* 水運
* 空運
* 商品の運輸
* 交通
* 運輸の手段
④ 郵便と通信
⑤ 都市計画と水道建設
* 建築物
* 都市計画
* 水道
⑥ 友好諸国と国際機関からの援助
* 社会主義諸国からの援助
* 人材の育成・訓練
⑦ 21世紀の運輸・通信
* 全体の方針
* 陸路
* 水路と空路の整備
* 郵便と通信
* 都市計画と水道、および人材の育成
第16章 マスメディア ヴァン・スート
① ラオスのマスメディアの歩み
* 1893年以前の段階
* 1893〜1954年
* 1954〜1975年
* 1975年から現在まで
②ラオスのマスメディアの役割
* タイトルと内容について
* 役割
* 将来
第17章 水力発電 松本悟(NGOメコン・ウォッチ事務局長)
①ラオスの水資源
②ダム開発推進の背景
③ 水力発電の現状と日本政府の協力
④ 民間主導のダム開発の特徴
⑤ ダムによる社会・環境影響
⑥ 電力価格交渉と経済効果
⑦ ナムトゥン第2ダムとタイの電力制度
結語
第18章 ラオス・中国国境 カムペーン・ティップムンタリー
① 歴史の中のラオス・中国国境
* ポンサーリー県
* ルアンナムター県
* ウドムサイ県
②現在のラオス・中国国境
* 経済の変化について
* 文化・社会面の変化
むすび
第19章 ムアンシンの写本文化 飯島明子
はじめに
①ラオ写本保存プログラム
② 現地調査ノートから
③ 生きている写本文化
④ムアンシン略史
おわりに
第20章 東北タイとラオス 林行夫
はじめに
①ラオス・タイ関係の現状
②イサーンの現在
③ラオの分離・イサーンの創出
④人々の往来
むすびにかえて
【索引】
人名索引
地名索引
歴史・文化・宗教索引
政治・経済・社会索引
【地図】
ラオス全図 6
北部ラオス地図 33
中部ラオス地図 53
南部ラオス地図 73
ラオス・中国・ビルマ・タイ国境地帯地図 514
版元から一言
ラオスと知るための、ほかに類のない「ラオスの基礎知識本」の決定版です。この一冊で「ラオス」が分かる!
著者プロフィール
ラオス文化研究所 (ラオスブンカケンキュウジョ)
フンパン・ラタナヴォン(ラオス文化研究所所長)ほかラオスを代表する歴史学者、人類学者
石井米雄(神田外語大学長)、鈴木基義(鈴鹿国際大学長)、林行夫(京都大学教授)
ほか日本を代表するラオス研究者
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