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梁啓超とジャーナリズム 陳 立新(著) - 芙蓉書房出版
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梁啓超とジャーナリズム (リョウケイチョウトジャーナリズム)

社会科学
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A5判
384ページ
上製
定価 5,700円+税
ISBN
978-4-8295-0452-9   COPY
ISBN 13
9784829504529   COPY
ISBN 10h
4-8295-0452-8   COPY
ISBN 10
4829504528   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3022  
3:専門 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年5月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

孫文以上に存在感のある知識人として近年注目されている梁啓超のジャーナリズム活動の意義を中国語、日本語、英語の文献・資料を徹底的に猟歩して分析。清朝末から中華民国の時代に活躍したジャーナリスト・政治家・社会運動家として著名な梁啓超(1873~1929)は、戊戌の政変で日本に亡命し、14年間にわたって日本を拠点に独自のジャーナリズム活動を展開し、自らの理想実現のため、康有為とともに「変法自強運動」を提唱した。

目次

日本亡命のジャーナリスト梁啓超を発掘―序文に代えて(田村紀雄)
緒 論(いまなぜ梁啓超なのか?/J・レベンソンの見落とし/梁は思想家なのか?)
第一部 梁啓超の初期ジャーナリズム活動
第一章 日清戦争までの清朝帝国の新聞事業概観(近代中国語新聞の濫觴/中国語近代新聞の二大拠点、香港・上海)
第二章 維新派政論紙発行の契機(強学会とその機関紙の発行/『時務報』の成功/日系中国語紙の発行と維新派/変法運動の失敗)
第二部 梁啓超ジャーナリズム活動の最盛期
第一章 梁啓超の日本亡命直後の「受け皿」(日清両国の新聞事情の相違/日本主要新聞の対清論/亡命直後の梁啓超周囲の日本人/何故梁啓超が日本に残り、康有為が日本から退去させられたのか)
第二章 『清議報』の三年間(『清議報』創刊と『戊戌政變記』/『清議報』と日本の政治小説/宗旨及び編集方針の変化/支那か中国か/「清議報一百冊祝辭並論報館之責任及本館之經歴」と松本君平の『新聞学』/『清議報』の火災と廃刊について
第三章 絶望より言論再起(『新民叢報』の誕生/『新小説』の創刊と『新中国未来記』/「新民説」に表れる訪米後のイデオロギー的変化/『民報』との論戦/楊度との合作―主動的に出撃)
第四章 日露戦争後の予備立憲(短命の『政論』/政聞社の創設/『国風報』)
第三部 ジャーナリズム活動の終焉に向かって
第一章 政党政治のジャーナリズム(『庸言』の言論活動/宋教仁の暗殺/共和立憲への選択の混迷)
第二章 外交立国ジャーナリズム(『大中華』における政界離脱宣言/排日言論/袁世凱帝政に反対する護国戦争/梁啓超訪欧と五四運動)
第三章 『改造』誌における文化主義への回帰(講学社と新文化運動/梁啓超と社会主義論戦/梁啓超と「玄学科学論戦」)
【補遺1】梁啓超の評価問題について
【補遺2】梁啓超の目録学思想について
参考文献リスト(中国語文献、日本語文献、英語文献、博士学位論文)
附録 梁啓超年譜

著者プロフィール

陳 立新  (ちん りっしん)  (

1966年、上海崇明島生まれ。上海音楽学院を卒業後、1994年3月より日本留学、2005年3月東京経済大学大学院コミュニケーション学博士課程満期修了、博士号を取得。同年4月帰国。現在は、上海杉達大学人文学院副院長、助教授、中国致公党裏東新区張江支部メンバー 、中国人民政治協商会議上海市浦東新区委員会委員。研究業績に「梁啓超と在日期の文筆活動」(共著)『コミュニケーション科学』第20号(2004年3月)、「梁啓超の評価問題について」『コミュニケーション科学』第21号(2004年12月、「梁啓超の日本亡命直後の『受け皿』」(共著)『人文科学論集』No118(2004年12月)、「中日近代語彙伝播之辺縁中心文化」『時代文学』(2009年2月)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。