発行:批評社 この版元の本一覧
B5判 128ページ 並製
定価:1,700円+税 総額を計算する
ISBN 978-4-8265-0495-9 C3047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2009年01月 書店発売日:2009年01月25日
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1998年に自殺者数が3万人(年間)を超えて以来、大きな社会問題としてクローズアップされた。日本は、旧ソ連邦、東欧諸国についで先進国ではもっとも自殺率の高い国だが、自殺率は完全失業率と恐ろしいほど一致している。中高年世代の男性の自殺増加が全体の自殺率を押し上げているが、この間の市場原理主義の台頭によって旧来の価値観(終身雇用制、年功序列賃金体系)が崩壊し、成果主義と自己責任・自己決定という国や企業の責任放棄に近い政策(非正規雇用、請負・派遣労働の自由化)によって格差は増大し、自殺大国に変貌したと言える。バブル崩壊後の地域や家族関係の崩壊によって、拠るべき心の絆を断たれてしまった多くの人は、うつ病態から自殺へと駆り立てられるケースが圧倒的に多いという。精神科医療の質的・量的充実と医療機関へのアクセスの利便さ、そしてメンタルヘルスについての普及・啓発によって自殺予防の方法を多面的に検証する総力特集。
目次
[巻頭言]精神科医療は自殺と如何に向き合うのか(岡崎伸郎)
[座談会]自殺をどうとらえるか(立岩真也+雨宮処凛+岡崎伸郎+浅野弘毅[司会])
[特集論文]
労働者の自殺対策(島悟+高野知樹+吉村靖司)
自殺、その社会構造的問題に立ち向かうために(清水康之)
自殺に向き合う(渡邉直樹)
自殺対策における精神科救急医療の役割(大塚耕太郎ほか)
自殺抑止力について-いのちの電話は役に立っているのか(斎藤友紀雄)
自殺と向き合う-臨床の場から(小高晃)
自殺(予防)をめぐる「物語」としての精神医学的知識の普及と自死遺族(藤原信行)
自殺予防の原則と断想(岡村達也)
追悼:黒川洋治さんへ(広田伊蘇夫)
連載・コラム・書評
関連リンク
著者プロフィール
『精神医療』編集委員会(「セイシンイリョウ」ヘンシュウイインカイ)
浅野弘毅、阿保順子、岩尾俊一郎、犬飼直子、岡崎伸郎、岡村達也、河野節子、高岡健、高木俊介、野口昌也、芳賀幸彦、広田伊蘇夫、藤澤敏雄、松本雅彦、森山公夫によって構成される。
上記内容は本書刊行時のものです。※FAXによるご注文は、原則としてお受けしておりません。
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