発行:批評社
この版元の本一覧
B5判 128ページ 並製
定価:1,700円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0448-5(4-8265-0448-9) C3047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年07月
書店発売日:2006年07月14日
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紹介
往診という医者の身一つで医療行為が可能であった「医師の一身具現性」は、とうの昔に崩壊した。生活の場での養生が必要な精神障害者に対して、医療の側からアウトリーチ・サービスを模索しているのが全国で開始されているACT(assertive community treatment)包括型地域生活支援プログラム)である。従来の関わり方では地域生活の維持が困難な場合、多職種で関わり成果を上げつつある一方、医療保険上の加算や行政的な支援がなく、ACT実施上の困難や課題も明らかになってきた。
アウトリーチ・サービスが、脱施設化した精神障害者に当たり前の地域生活に役立つためにあるとすれば、障害者自立支援法によって代替可能な複数のプランから自己選択できるものであるべきだろう。新たな精神障害者福祉サービスの可能性と問題点を実践的に明らかにする。
目次
〈巻頭言〉「安堵」をもたらし、「出会い」を広げる——精神障害者へのアウトリーチサービスの行方(岩尾俊一郎)
〈座談会〉アウトリーチサービスの魅力(向谷地生良、足立千啓、高木俊介、阿保順子、岩尾俊一郎[司会])
精神障害者へのアウトリーチの可能性——日本における精神障害者へのACTの可能性(宇佐美しおり、藤瀬昇、池上研、兼田桂一郎、遊亀誠二、樺島啓吉、赤木健利、矢野千里)
岡山県における新たな試み——ACTおかやま(藤田大輔、西川里美、大山早紀子)
地域に果して精神医療が存在するのか——訪問ボランティアからみて(新居昭紀)
僕の日常活動から見えるアウトリーチサービス(塚本正治)
精神保健福祉分野における保健師活動——その変遷と課題(栗原南海子)
精神障害者ホームヘルプサービスの諸課題——ヘルパー機能を生かす連携のあり方を中心に(阪田憲二郎)
精神障害者へのアウトリーチサービスの可能性——精神科訪問看護の現状と課題(千葉信子)
●コラム/連載/書評
[視点9 訴訟能力について](中島直)/[新ルポ精神保健改革Vol.6 全開放で格闘する県立病院 県立駒ヶ根病院](芳賀幸彦、佐原美智子)/[引き抜きにくい釘12 奇妙なのはどちらなのか] (塚本千秋)/[少年非行をめぐって(第5回) 保護観察処遇の枠組みの明確化が少年にもたらす意味について——Fさんのこと](羽間京子)/[老いのたわごと(31) 患者さんが死ぬと…(3)](浜田晋)/書評 [『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』浜田寿美男著 岩波書店(2005年12月)](藤岡孝志)/[『見えない世界の物語——ピアで語る心の病』 共同作業所ピアセンターあかり編 現代書館(2006年1月)](石黒亨)
関連リンク
著者プロフィール
『精神医療』編集委員会(「セイシンイリョウ』ヘンシュウイインカイ)
浅野弘毅、阿保順子、岩尾俊一郎、犬飼直子、岡崎伸郎、岡村達也、黒川洋治、河野節子、高岡健、高木俊介、野口昌也、芳賀幸彦、広田伊蘇夫、藤澤敏雄、松本雅彦、森山公夫の16名によって構成される。
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