還ってきたヒステリー 解離の精神病理1精神医療42号
『精神医療』編集委員会:編
発行:批評社
この版元の本一覧
B5判 120ページ 並製
定価:1,700円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0440-9(4-8265-0440-3) C3047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年04月
書店発売日:2006年04月10日
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※版元より営業日2~5日でお届けします
※お支払いは郵便振替(到着後後払い)・クレジットカード(VISA、MasterCard、DC、JCB、AMEX、Diners、Nicos、UFJ)がご利用になれます
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紹介

解離の精神病理は歴史的に捉える必要があります。欧米では第一次大戦前の時代の風潮が社会防衛的に閉塞していくにつれて障害者への差別が強化されてくると、ヒステリーは詐病であるとする心因説によって道徳的精神薄弱として人格まで問題視されていました。そして、九〇年の歳月を経て今また日本では、一九七〇年代辺りからヒステリーが復活してきたといえます。社会の変化や時代の激しい流れのなかで人間の精神世界は、新たに適応する心性をさまざまな心的現象をとおして生み出します。ヒステリー、多重人格、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、AD/HD、リストカット、過食・拒食、「うつ」などなどです。解離の精神病理をとおしてヒステリーの現代的発症の深層に迫ります。

目次

[巻頭言]多重人格と解離(高岡健)
[インタビュー]解離論の脱構築(森山公夫/高岡健)
現代における解離の症候学(柴山雅俊)
解離の病理の日米比較(岡野憲一郎)
解離性障害とシャーマニズム(仲村永徳+屋宜盛秀)
希望の消滅〜手首自傷症候群からリスカへ(浅野弘毅)
「解離」は回帰してきたのか?〜解離の新しい姿(松本雅彦)

●連載/コラム/書評
[視点]臨床心理士・医療心理師の国家資格化を巡って(太田裕一)/[新・ルポ精神保健改革]地域とともに歩んできた精神科クリニック 原クリニック・仙台市(芳賀幸彦、佐原美智子)/[引き抜きにくい釘]衒界用語の基礎知識(塚本千秋)/[少年非行をめぐって]非行少年は「治療動機が乏しい」? 初回面接から3:Eさんのこと(羽間京子)/[老いのたわごと]患者さんが死ぬと2 突然死について(浜田晋)/[書評]大森与利子[著]『「臨床心理学」という近代—その両義性とアポリア』雲母書房(太田裕一)/[紹介]大谷藤郎[著]『医の倫理と人権〜共に生きる社会へ』医療文化社(浅野弘毅)

版元から一言

●責任編集
森山公夫(陽和病院院長)
高岡健(岐阜大学)

関連リンク

批評社のホームページ

著者プロフィール

『精神医療』編集委員会(「セイシンイリョウ』ヘンシュウイインカイ)

浅野弘毅、阿保順子、岩尾俊一郎、犬飼直子、岡崎伸郎、岡村達也、黒川洋治、河野節子、高岡健、高木俊介、野口昌也、芳賀幸彦、広田伊蘇夫、藤澤敏雄、松本雅彦、森山公夫の16名によって構成される。

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