幻の画家・竹中英太郎の生涯美は乱調にあり、生は無頼にあり
備仲 臣道
発行:批評社
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四六判 216ページ 上製
定価:2,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0437-9(4-8265-0437-3) C0021
在庫あり
奥付の初版発行年月:2006年03月
書店発売日:2006年03月01日
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紹介

生誕百年を迎えた「幻の画家」竹中英太郎、その波乱の生涯に迫る。

青年期に熊本水平社の設立に関わり、労働運動に傾倒した竹中英太郎(明治39〜昭和63年)。上京後は、挿絵画家として頭角を現し、雑誌「新青年」を舞台に江戸川乱歩『陰獣』、横溝正史『鬼火』をはじめ、甲賀三郎、夢野久作、三角寛らの小説の挿絵を描き、その怪奇幻想的な画風で一世を風靡する。一躍人気画家となるが、自らの思想に反する創作活動に嫌気がさし、絵筆を折るに至る。その後満州に渡り「月刊満州」などに携わった後、戦後は山梨で新聞記者となり、数々の労働運動を指導してゆく権力者になる。晩年は「怪物」ルポライターとして知られる長男竹中労の依頼で再び絵筆をとり、政治評論なども手掛けた。

生誕百年を機に、これまで語られることのなかった戦後の活動にもスポットを当て、知られざる画家竹中英太郎の生涯に迫る。竹中英太郎年譜収録。

目次

序章

■第一章

一 開眼/二 部落解放運動/三 挫折・上京/四 探偵小説/五 アナからヴォルへ/六 人気挿絵画家/七 弱点/八 モダンボーイの恋/九 絵筆を折る

■第二章

一 都落ち/二 山梨日日新聞/三 甲府空襲/四 敗戦/五 甲府中学ストライキ/六 革命前夜/七 地方労働委員会/八 強面/九 山梨県民同/十 嵐の季節/十一 山梨県知事選挙/十二 一般合同労働組合/十三 地労委会長

■第三章

一 夢見山荘/二 辣腕/三 復活/四 七〇年/五 奇妙な友情/六 妖かしの花々/七 半兵衛さん/八 月刊「新山梨」/九 中部文教/十 瓦の余生/十一 アトリエ/十二 路傍の死

■終章

参考文献
竹中英太郎年譜(備仲臣道編)

あとがき

版元から一言

装丁=臼井新太郎

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著者プロフィール

備仲 臣道(ビンナカ シゲミチ)

備仲臣道(びんなか・しげみち)略歴
1941年、朝鮮忠清南道大田生まれ。山梨県立甲府第一高校卒、山梨時事新聞記者、同労働組合書記長。月刊「新山梨」編集発行人。美術団体「貘の会」事務局長(1976〜1993年)。1998年から「高麗美術館館報」に高麗・李朝美術に関するエッセーを連載中。2002年、第6回岡山・吉備の国「内田百聞文学賞」優秀賞受賞。
著書に『千塚物語』『輾転点々』(新山梨社)、『蘇る朝鮮文化』(明石書店)、『輝いて生きた人々』(山梨ふるさと文庫)、『高句麗残照』(批評社)、共著に『甲府中学・甲府一高百年誌』(同校同窓会)など。

【著書】『千塚物語』(私家版)、『エッセー集 輾転点々』(新山梨社)、『蘇る朝鮮文化』(明石書店)、『輝いて生きた人々』(山梨ふるさと文庫)

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