発行:批評社
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A5判 200ページ 上製
定価:2,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0433-1(4-8265-0433-0) C1039
在庫あり
奥付の初版発行年月:2005年11月
書店発売日:2005年11月29日
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紹介
自然の摂理のままに生きた「サンカ」の生活。
河原や山中にセブリバを造り、一箇所に定住せず箕作りを生業とする漂泊の民「サンカ」。その末裔が今日も現存していた! 三角寛の『サンカ社会の研究』にも登場した埼玉県の荒川支流で暮らしていた「松島兄妹」、静岡県の三島で穴居生活していた「最後の駿豆サンカ」他、豊富なインタビューから、次々と明らかになる「サンカの生活」。時代を超えて人間の「生の本質」に迫る“目からウロコ”のフィールド報告。
《読者の声》
「山窩」か「サンカ」かどちらでもよいが、今も研究、検証をしている人々がいるとは、おどろきと安心。三角寛の40年頃「山窩物語」を読んで、ショックを受けた時と同じ様なショック。小学生の頃、おふくろに「山から来た人」を説明されたのを憶えている。箕を肩にかけて歩いている姿が、今も頭の中にある。興味が有るし、もっと知りたいと思う心もある。
(東京都・森川實様)
最終章にもあったように、サンカ調査は一刻を争う必要があると思います。利田敏氏には益々の調査活動と、より多くの出版を望みます。 (東京都・中山佐都美様)
目次
【序章】荒川族サンカ 久保田辰三郎、松島ひろ
1 幻ではなかった漂泊民「サンカ」/2 荒川族サンカ辰さん一家とは/3 現場検証/三角が関与していない新聞記事/幻ではなかった荒川族サンカ「辰さん一家」
【フィールドガイド①】埼玉県大井町・弁天の森
【コラム①】三角寛の隠れ里・「母念寺別院」探訪記
【第一章】ついに対面! 「瀬降りの子供たち」
1 松島ひろ、久保田辰三郎の子どもたちに会う/2 松島ハツ子さんとの面談記録
【第二章】最後の荒川族サンカ 松島始インタビュー
1 始さんの半生(父・辰三郎死後)/2 セブリの日常/3 父・久保田辰三郎と母・松島ひろのこと/4 三角先生のこと/5 焼き湯の撮影現場を訪ねる/6 仲間のこと/7 農家の証言/付記 眞佐子さんから聞いた思い出話
【フィールドガイド②】埼玉県武蔵嵐山・都幾川周辺
【コラム②】謎のミニ箕
【第三章】サンカの「戸籍」
1 松島ひろは「サンカ」か「山窩」か/2 戸籍を徹底分析/3 サンカの出生場所探訪記/4 ミス山窩? 消えた松島アヤ子嬢
【第四章】最後の駿豆サンカ 加藤今朝松一代記
1 モーニングショーで放送!/2 最後の駿豆サンカ・今朝松さん面談記録/3 今朝松さん再訪/4 「最後のサンカ」加藤今朝松一代記/5 謎の兄弟 【フィールドガイド③】静岡県三島市・竹倉周辺
【第五章】岐阜県のサンカの記録 「消えゆく人々」
1「消えてゆく人々」とトケコミ/2 サンカのことを書いた作文/3 研究者の紹介/4 木地師の話/5 教え子の中にいた隠密の子孫/6 再びサンカの家族の話/7 サンカの言葉/8 各地の「石焼」の思い出/9 最後に/10 質疑応答 【第六章】雑誌に見るサンカ記事
1 「山窩のはなし」小西民治/2 「山窩哀号秘曲」春日俊吉/3 「山窩の昨今」三角寛/4 「毛呂であった転場」北條時宗/5 「丹澤の山窩」中山謙治/6 「山窩の話」有馬長次郎/7 「都会に住む山窩娘たち」高村延/8 「原始生活送る母子七人」某雑誌/9 「『埼玉の地名』についての考察」山崎泰彦/10 「『愛鷹山中で出逢った“山窩”」加茂喜三
【第七章】項目別サンカ伝承信頼度
1 ウメガイ/2 サンカ言葉3 サンカ文字/4 サンカの組織/5 サンカは小顔で女は美人が多い/6 フクロアライ/7 戦後に作られたという組合/8 マグヒノリ(かげひねりうた)の存在/9 サンカは穴居しない/10 昭和二四年のセブリ数とサンカ人口/11 シノガラ
【コラム③】在野のサンカ研究者列伝
あとがき
版元から一言
サンカ学叢書・第4巻です。
●装幀=臼井新太郎
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著者プロフィール
利田敏(としださとし)
1962年東京都生まれ。東京大学理学部卒業後、テレビ朝日入社。「ザ・スクープ」「ニュースステーション」などのディレクターを経て、現在は「スーパーJチャンネル」担当。『歴史民俗学』誌上で「サンカ」に関するフィールドワークの報告を続けている。祖父の武重は成人するまで戸籍がなく「信州の山猿」と呼ばれていた山中放浪生活者。義務教育も受けず無学であったが、独学で読み書きそろばんをマスターし100歳まで生きた。サンカ研究に熱中するのは血筋のせい。
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