発行:批評社
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120ページ 並製
定価:1,700円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0424-9(4-8265-0424-1) C3047
奥付の初版発行年月:2005年07月
書店発売日:2005年07月13日
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介護保険の行き詰まりから高齢者福祉と障害者福祉を統合して地方分権・税源移譲・補助金削減の三位一体改革のなかに位置付けようという「障害者自立支援法」は現在、国会で審議中だが、この法案の意味するところは、財源問題に他ならない。高齢者や身体・知的障害者に比して「心」病む人びとへの処遇格差は凄まじい。それはこの国の精神障害者対策が治療や福祉ではなく、社会防衛的な治安対策にあったことによる。病院から施設へ、施設から地域へ、「心」病む人びとを支え、共に生きる多くの人たちにとってもこの法案のゆくえは焦眉の課題である。
目次
■目次
●巻頭言
荒波と船、または財源問題と自立支援法
岡崎伸郎
(仙台市精神保健福祉総合センター)
●対談
緊急検証・障害者自立支援法体制
広田伊蘇夫(同愛記念病院医師・前日本病院地域精神医学会理事長)×谷中輝雄(北海道医療大学教授)
(司会)岡崎伸郎(精神科医、仙台市精神保健福祉総合センター所長)
●障害者自立支援法、やり直すべし
——にあたり、遠回りで即効性のないこと幾つか
立岩真也
(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
●「障害者自立支援法」の枠組みを検証する
山本深雪(やまもとみゆき)
(NPO大阪精神医療人権センター)
●障害者自立支援法をどう読むか
——「自立支援型システムへの転換」と財源問題
山下俊幸(やましたとしゆき)
(京都市こころの健康増進センター)
●「改革ビジョン」「グランドデザイン」そして「障害者自立支援法」
原 敬造(はらけいぞう)
(原クリニック)
●改革は必要である。しかしその方法が問題である。
——精神障害者社会復帰施設の立場から
石黒 亨
(精神保健福祉士)
(地域生活支援センター ほっとすぺーす)
●追悼 河合洋先生
洋さん、せめて、いま、昔話をさせてください
野口昌也(野口クリニック院長、さぎぬま研究所顧問)
論文・コラム・書評
●視点5
障害者自立支援法までの道程
——または介護保険への統合までの道程?
岩尾俊一郎
(兵庫県立光風病院)
●新・ルポ 精神保健改革 VOL.2
市民が支える精神保健福祉——浜松市
クリニック「ダダ」・生活支援センター「だんだん」・支援団体[E−JAN]
芳賀幸彦(刈谷病院、こころのクリニック西尾医師)
佐原美智子(元陽和病院看護師、精神科ボランティア)
●引き抜きにくい釘 第8回
うつはふつううつくしくくつう
塚本千秋
(岡山大学教育学部)
●老いのたわごと(27)
「小坂理論」の後始末
浜田 晋(浜田クリニック)
●新連載
少年非行をめぐって 1
少年の保護観察
羽間京子
(千葉大学)
●書評
『自閉症裁判——レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』
佐藤幹夫[著]
洋泉社(2005年3月刊)
滝川一廣
(大正大学カウンセリング研究所)
●紹介
『あなたの診察、録音しました。——精神科医との実況生中継!』
優月葵[著]
ライブドア パブリッシング(2005年4月刊)
岡村達也
(文教大学人間科学部臨床心理学科)
●書評
『認知症とは何か』
小澤 勲[著]
岩波書店(2005年3月刊)
高橋幸男
(エスポアール出雲クリニック)
関連リンク
著者プロフィール
『精神医療』編集委員会(『セイシンイリョウ』ヘンシュウイインカイ)
浅野弘毅、阿保順子、岩尾俊一郎、犬飼直子、岡崎伸郎、岡村達也、黒川洋治、河野節子、高岡健、高木俊介、野口昌也、芳賀幸彦、広田伊蘇夫、藤澤敏雄、松本雅彦、森山公夫の16名によって構成される。(本号の責任編集者は岡崎伸郎+岩尾俊一郎)
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