特集=自閉症スペクトラム精神医療37号
『精神医療』編集委員会:編
発行:批評社
この版元の本一覧
B5判 120ページ 並製
定価:1,700円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0414-0(4-8265-0414-4) C3047

奥付の初版発行年月:2005年02月
書店発売日:2005年02月10日
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紹介

「自閉症スペクトラム」(広汎性発達障害)という診断が従来の児童精神医学の枠組みを超えて流行のように蔓延している。

「正常」と「障害」の間に明確な境界がひかれているわけではないからその“範囲”をどのように考え定義すればいいのか、という臨床上の問題提起もあるが、逆に過剰な治療主義に陥る危険がつきまとう。

広汎性発達障害といわれる被告が起こした「浅草レッサーパンダ事件」(2001年4月、東京・台東区の路上で当時19歳の短大生小川真由子さんが、札幌市出身の山口誠被告に刺殺された事件)の判決(2004年11月26日)は、司法精神医学の領域に新たな問題を突き付けたと言える。

普通? 普通じゃない? 発達障害概念の拡大の危険性を問う総力特集。

目次

巻頭言 自閉症スペクトラム〜特集にあたって[高岡健(岐阜大学医学部)]

自閉症スペクトラム入門 [高岡健(岐阜大学医学部)]
自閉症のバリアフリーと合理的な配慮[大屋滋(旭中央病院脳神経外科、社団法人日本自閉症協会千葉県支部)]
“気がかりな”特別支援教育の本質[氏家靖浩(福井大学教育地域科学部付属教育実践総合センター)]
発達障害概念の拡大の危険性について[生地新(日本女子大学人間社会学部心理学科)]
普通? 普通じゃない?〜スペクトラムを考える[木村一優(陽和病院・こころのクリニック石神井)]
自閉症スペクトラムの社会的処遇〜発達障害者支援法の成立をめぐって[石川憲彦(林試の森クリニック)]

【座談会】浅草レッサーパンダ事件〜自閉症と裁判をめぐって[副島洋明(弁護士、浅草レッサーパンダ事件主任弁護人)×大石剛一郎(弁護士、浅草レッサーパンダ事件弁護人)×浜田寿美男(奈良女子大学、発達心理学者、法心理学者)×高岡健(岐阜大学医学部、浅草レッサーパンダ事件弁護側証人)×岡村達也(文教大学〈司会〉)]

【視点3】「医療観察法」施行前夜の憂鬱[岡崎伸郎(仙台市精神保健福祉総合センター所長)]
【引き抜きにくい釘・第6回】大江戸時騒動男女[塚本千秋(岡山大学教育学部)]
【コラム】失うことで見えてくること[上石陽子]
【老いのたわごと25】忘れられない人々2[浜田晋(浜田クリニック)]
【書評】広田伊蘇夫著『立法百年史〜精神保健・医療・福祉関連法規の立法史』[浅野弘毅(高齢者痴呆介護研究・研修仙台センター)]
【書評】藤本豊・花澤佳代編『やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ/よくわかる精神保健福祉』[(福井大学教育地域科学部付属教育実践総合センター)]

版元から一言

●本書は現在、内容を加筆して単行本『メンタルヘルス・ライブラリー14 自閉症スペクトラム』(本体2,000円+税)として刊行されています。
詳細は↓
http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-8265-0428-4.html

関連リンク

批評社のホームページ
自閉症スペクトラム学会

著者プロフィール

『精神医療』編集委員会(セイシンイリョウヘンシュウイインカイ)

浅野弘毅、阿保順子、岩尾俊一郎、犬飼直子、岡崎伸郎、岡村達也、黒川洋治、河野節子、高岡健、高木俊介、西澤利朗、野口昌也、広田伊蘇夫、藤澤敏雄、松本雅彦、森山公夫の16名によって構成される。(本号の責任編集者は高岡健+ 岡村達也)



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