発行:批評社
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四六判 176ページ 上製
定価:1,800円+税 総額を計算する
ISBN978-4-8265-0330-3(4-8265-0330-X) C0047
在庫あり
奥付の初版発行年月:2001年04月
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「………彼らは狂っているのではない、苦しんでいるのだ」。
その凄まじいエネルギーに満ちた苦悩は、そして至って誠実だ。彼らの精神の深淵に触れ、命を賭けた闘いに圧倒されながら、俺ははじめて自分自身と向き合うことができたのだ。
謎多き〈病い〉の深淵に挑んだひとりの若き精神科医の、愛と苦悩に満ちた10のカルテ。
目次
序
カルテ1●「初めて受け持ったのは躁うつ病患者、彼女の半生を賭けたその孤独と苦悩に、俺は気づくことができなかった」
カルテ2 ●「大学病院屋上からのジャンピング(飛び降り)事件、俺はそのときそれをただ見ているだけだった」
カルテ3 ●「REM(レム)睡眠時行動異常という珍しい診断が付けられた新入院患者は、何と本物、二丁目現役のオカマであった」
カルテ4 ●「不安というものは自分ではどうにもならないものなのだ…自分も持っているだけにホントにパニックな、パニックディスオーダー」
カルテ5 ●「汚言症という奇妙な症状を持つ少年、その激しい脅迫症状と内なる苦悶に、俺はなす術なく当惑する」
カルテ6 ●「世間から隔絶された慢性期精神病棟、そこでひっそりと何もなかったかのように死んでいく末期分裂病患者たち」
カルテ7 ●「電気ショックという本当にショッキングな治療法と、それを受けた精神分裂病患者の姿に俺は沈黙した」
カルテ8 ●「心優しきダウン症、洗濯場のてるちゃんと大工組M君の、精神病棟—湘南江ノ島恋物語」
カルテ9 ●「ボーダーラインと診断されたある女性患者の正義と寂しさに、俺はとことんまで巻き込まれながら真剣勝負を挑んだ」
カルテ10 ●「余命わずか、終末期癌を患った妄想患者に起きたある奇跡」
あとがき
版元から一言
●第2巻『深淵へ』も発売中!
●蓮澤一朗氏のコラムは批評社PR誌『Niche』(ニッチ)で読むことができます(無料)。
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著者プロフィール
蓮澤 一朗(ハスザワ イチロウ)
1967年生まれ。精神科医。都内の精神科クリニックに勤務する傍ら、執筆活動を続けている。趣味は読書、素潜り、知らない土地を歩くこと。著書『深淵から』『深淵へ』(ともに批評社)では、謎多き〈病い〉に向きあう日常を、飾らない言葉で記している。
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