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お笑い公明党  トンデモ創価学会 佐高 信(著) - 七つ森書館
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お笑い公明党 トンデモ創価学会 (オワライコウメイトウトンデモソウカガッカイ)

社会一般
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発行:七つ森書館
新書判
160ページ
並製
定価 900円+税
ISBN
978-4-8228-1539-4   COPY
ISBN 13
9784822815394   COPY
ISBN 10h
4-8228-1539-0   COPY
ISBN 10
4822815390   COPY
出版者記号
8228   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2015年7月
書店発売日
登録日
2015年6月26日
最終更新日
2016年5月25日
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紹介

公明党は自民党と連立政権を組んで、憲法違反の安保法制を成立させようとしている。国民のものである憲法を一内閣が恣意的に解釈変更することは、国民主権の基本原則の観点から許されない。公明党が「平和の党」なら、政権を離脱して、野党となり、この法案をつぶすべきではないか。

目次

はじめに

第1章 公明党・創価学会は、戦争へまっしぐら
 公明党は、戦争の党なのか
 自民党の補完勢力まる出し
 橋下徹にもてあそばれる公明党
 口先だけの政教分離
 池田大作の豹変
 ニセ宗教を見分ける法
 公明党元委員長が創価学会提訴の顚末
 矢野絢也との対談
 創価学会の脱税疑惑

第2章 お笑い公明党トンデモ創価学会
 裏切り常習犯、公明党の太田昭宏
 過去を消してできた池田大作神話
 カルト集団を治める池田大作
 政権にしがみつく浜四津敏子
 公明党新代表・太田昭宏は、安倍に厳しく迫れるか
 公明党の原理的滑落──このまま「下駄の雪」になるのか
 浜四津敏子の初心は蒸発したのか
 池田大作夫人の売り出し
 杉田かおる「告白自伝」第二弾、「悪夢」は想像以上
 自分の頭で考えない浜四津敏子
 目をそむけたくなる久本雅美ら
 公明党の増長
 池田大作の大いなる勘違い
 創価学会が動かす奇怪な巨額マネー
「日本を池田大作に支配させていいのか」
 レリジョン(宗教)ハラスメント
 小泉純一郎が許す創価学会支配
 シケモク総裁と現世利益について
 党名をコウモリ党に変えてはいかが
『創価学会を斬る』
『お笑い創価学会』への反響から
 創価学会員学生たちの自覚について

第3章 平和と人権を捨てる創価学会・公明党
 私が知っている公明党・創価学会の恥部(平野貞夫・佐高信)
 平和と人権を捨てる創価学会(白川勝彦・宮崎学・佐高信)

前書きなど

はじめに

 ブレーキの壊れた大型トラックの暴走ほど恐いものはない。いま、「安倍自公政権」と大書された大型トラックが大暴走している。
 安倍晋三の運転するそれの助手席にすわっているのは公明党代表の山口那津男である。
 先ごろ問題になった「マスコミを懲らしめる」などの自民党代議士の発言も、公明党がまったくブレーキをかけないから、彼らが天下を取ったような気になって、ホンネをさらけだした。
 これについては、連立を組む公明党の責任も重大である。私は、公明党は自民党の共犯者だと思っている。
 安保法制という名の戦争法案についても同じだろう。明らかに憲法違反のこれを公明党が自民党と一緒に強行しようとしているのだから、公明党は「平和の党」などと言わない方がいい。「戦争の党」と言うべきで、「平和の党」は世を欺く偽装表示である。
 もし、「平和の党」と名乗りつづけたいなら、一刻も早く自民党と離れて野党になり、戦争法案を葬り去らなければならない。
 改めて、現在から時をさかのぼって、公明党や創価学会批判の論稿をまとめてみて、この集団が、創価学会は平和を求めているけれども、公明党がそれを裏切ってしまったという二枚舌を使っていることに気がついた。
 〝二枚舌集団〟というレッテルを進呈してもいいが、両者は一体なのであり、公明党は創価学会名誉会長、池田大作の私党なのだから、そんな言いわけは通用しない。
 私は二〇一四年春に、『サンデー毎日』で十五年も続けてきた「政経外科」の連載を突然打ち切られた。新しく編集長になった潟永秀一郎の意向だった。池田大作批判がきっかけだったが、断じてそうではないと力説する潟永は、『創』のインタビューに答えて「池田大作名誉会長」と言っている。私が呼び捨てにしているのとは大違いで、彼は呼び捨てにできない敬意を池田に払っているのだろう。
 前記の自民党の勉強会で講師の百田尚樹は、
 「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」
 と露骨なアドバイスをした。参加していた安倍親衛隊の大西英男は、広告料を減らしてマスコミを締めあげろなどとも言ったらしいが、創価学会もまた、テレビや新聞のスポンサーとなって、陰に陽に圧力を発揮している。
 ともかく、戦争法案を推し進めているのは自民党だけでなく公明党、そして、その背後の創価学会なのだということを強調しようと思って、この本を緊急出版することにした。
 一体である両者からの冷静で理性的な反論を待ちたい。

   二〇一五年七月三日   佐高信

著者プロフィール

佐高 信  (サタカ マコト)  (

1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て、評論家となる。「週刊金曜日」編集委員。憲法行脚の会呼びかけ人。主な著書に『安倍晋三と翼賛文化人20人斬り』(河出書房新社)、『佐高信の昭和史』(角川学芸出版)、『不敵のジャーナリスト筑紫哲也の流儀と思想』(集英社新書)、『未完の敗者 田中角栄』(光文社)、『佐高信の百人百話』(平凡社)、『世界と闘う「読書術」』(佐藤優と共著、集英社新書)、『飲水思源』(金曜日)、『西郷隆盛伝説』(光文社知恵の森文庫)、『福沢諭吉と日本人』(角川文庫)、『昭和 こころうた』(角川ソフィア文庫)、『自民党首相の大罪』『佐高信の緊急対論50選 誰が平和を殺すのか』『西部邁と佐高信の思想的映画論』『佐高信の一人一句』(いずれも七つ森書館)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。