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出版者情報
谷川雁セレクション
巻次:1
工作者の論理と背理
発行:日本経済評論社
四六判
縦200mm
450ページ
定価
3,200円+税
- 初版年月日
- 2009年5月
- 書店発売日
- 2009年5月1日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2014-06-29 |
東京新聞/中日新聞
評者: 正津勉(詩人) |
2014-01-19 |
東京新聞/中日新聞
評者: 丸川哲史(明治大学教授) |
2009-07-19 |
読売新聞
評者: 田中純(思想史家) |
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紹介
瞬間の王」は死んだ──の名句を残して詩作から離れた谷川雁の刊行された全詩集を収録。
左翼運動のさなか自ら「工作者」として、民衆のサークル運動に力を注ぎ、思想の「自立」に賭けた革命詩人の軌跡を辿る。
目次
序説 谷川雁と戦後精神の潜勢力 (岩崎稔)
Ⅰ 詩篇
伝達/大地の商人/天山/『谷川雁詩集』あとがき/わたしの物置小屋/断言肯定命題
Ⅱ 工作者の論理
無を噛みくだく融合へ/工作者の死体に萌えるもの/現代詩の歴史的自覚/工作者の論理/観測者と工作者
Ⅲ 定型の超克
党員詩人の戦争責任/死後轢断/民衆の無党派的エネルギー/沈黙の夜を解くもの/明日へ生きのびること/私のなかのグァムの兵士/乗りこえられた前衛/さしあたってこれだけは/定型の超克/前衛の不在をめぐって/転向論の倒錯/『戦闘への招待』あとがき/わが組織空間
Ⅳ サークルと集団
さらに深く集団の意味を/女たちの新しい夜/女のわかりよさ/報告風の不満/「全国交流誌」発刊準備について/荒野に言葉あり/政治的前衛とサークル/人民文化創造の基礎を/サークル村始末記/試行のために/あなたのなかに建設すべき自立学校を探求しよう!/権力止揚の回廊
解説 瑕のあるとびきりの黄昏 (佐藤泉)
上記内容は本書刊行時のものです。