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【解説】 日本の有機農法
土作りから病害虫回避、有畜複合農業まで
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2008年5月
- 書店発売日
- 2008年5月26日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
有機農法をだれでも安心して取り組めるよう、土作りから病害虫回避、有畜複合農業まで、できるだけ平易に技術解説を試みた。
目次
はじめに「有機農業を志す人へ」
─舘野廣幸
はじめに「農、多様な生命との共生」
─涌井義郎
Ⅰ 環境保全型農業と有機農業
1.環境保全型農業
2.日本の有機農業の歴史
3.有機農業運動の理念
Ⅱ 有機農法の理解のために
1.技術と農法
2.有機農法とその技術の特徴
3.有機農法の特徴的な効果─例えば、土作りについて
4.有機農業の技術研究
5.技術の検証と普及のために必要なこと
6.用語について
Ⅲ 土作りの技術
1.土作りの意味と方法
2.根圏微生物のはたらき、拮抗作用
3.有用微生物群の活用、発酵有機物を使いこなす
4.緑肥作物
5.有機物マルチの効果
6.育苗土(床土)の作り方
Ⅳ 作物管理の技術
1.種子に関わる技術
2.育苗技術
3.は種と定植
4.除草対策
5.多品目栽培の効用
6.周年栽培化
Ⅴ 病害虫回避の技術
1.土作りによる作物の健全生育、病害虫耐性の獲得
2.土壌微生物による拮抗作用
3.表土管理による地上部病害の抑制
4.輪作、間混作による病害虫回避
5.害虫を殺す菌
6.病害虫抵抗性品種、系統を見つけ出す
7.物理的な病害虫回避
8.植物活性液
9.生物農薬とフェロモン剤
10.病害虫回避技術の今後の展開
Ⅵ 水田稲作の有機農法
1.稲作とは何か
2.有機稲作の考え方
3.水田の環境保全機能
4.有機稲作の実践
Ⅶ 動物と共生する有機農業
1.有機農業における耕畜連携
2.傾斜地、荒れ地の活用
3.発酵床と発酵飼料
4.食品廃棄物を飼料に活用する
5.地域内連携
6.その他の動物飼育
Ⅷ 有機農業と連動させる資源循環、省エネルギー
1.有機物資源の循環活用
2.食品廃棄物の活用
3.木質資源
4.刈草
5.水産資源
6.利用できない有機物資源
7.利用について 慎重な判断と研究が必要な有機物─家畜と体副産物
8.エネルギー自給の試み、バイオマスエネルギー
9.有機農業の営みの中でできる自然エネルギーの活用
Ⅸ 省力化技術「不耕起栽培」の可能性
1.有機農法の省力性
2.不耕起栽培技術の追求
3.不耕起有機農法の検討
4.不耕起有機栽培の技術研究はこれからだが、意義ある新分野
Ⅹ 環境保全とゾーニング
1.保全対象となる環境項目とその対策
2.地域有機農法化、環境保全活動のゾーニング
ⅩⅠ 有機農産物認定制度と有機農業の推進
1.有機農業の推進とは別次元の制度化
2.認定制度の概要
3.有機農業の推進と技術開発のあり方
上記内容は本書刊行時のものです。