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農業・協同・公共性
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2008年4月
- 書店発売日
- 2008年4月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2013年10月2日
紹介
市民社会、格差社会、公共性、協同といった現代的緒論を序章で整理し、時代の分水嶺1980年代なかば頃の前半を閉鎖システムの時代「兼業農家の時代」として、第Ⅰ部で捉え、後半は、グローバリゼーション時代における「協同」の意味を第Ⅱ部で考えた。
目次
はしがき
序章 共同体・協同・公共性 ― 地域農業協業組織分析序論(2008)
Ⅰ 共同体
Ⅱ 格差社会と共同体
Ⅲ 市民社会・公共性・共同体・協同
第Ⅰ部 兼業農業の時代
第1章 地域労働市場と兼業農家(1979)
第2章 畜産的土地利用の展開(1985)
Ⅰ 北九州における水田酪農
Ⅱ 阿蘇・久住・飯田における牧野利用農業
Ⅲ 南九州における畑作肉牛経営
第3章 農民の自治と連帯―担い手の視点から(1986)
Ⅰ 地域への視角
Ⅱ マルクスの農民自治論
Ⅲ 農民自治の原点― いわゆる「むら」論をめぐって
Ⅳ 「むら」の囲い込みと農民自治
Ⅴ 担い手論への視角― 農法変革の担い手
Ⅵ 農業のある地域づくり―連帯の課題
第4章 中山間地域政策の検証と課題(1999)
Ⅰ 国の中山間地域政策
Ⅱ 県の中山間地域政策
Ⅲ 地域からの検証―高知県西土佐村F集落
Ⅳ 中山間地域政策の課題
第Ⅱ部 協同の時代
第5章 ヨーロッパ都市における農的空間(1992)
Ⅰ イギリス
Ⅱ ミュンヘンのクラインガルテン
第6章 ヨーロッパ型生協と組合員参加問題(1991)
はじめに―神奈川からヨーロッパへ
Ⅰ イギリス―マネジメントとデモクラシーの相克
Ⅱ スウェーデン―組合員よ生協へ還れ
Ⅲ イタリア―外からの競争と内からの参加と
Ⅳ 農産物の新鮮・安全志向
第7章 生協事業連合の国際比較
はじめに―本章の課題領域
Ⅰ 日本における事業連帯・連合の展開
Ⅱ 事業連帯の諸類型
Ⅲ 事業連合における参加とガバナンス
Ⅳ ヨーロッパ生協の事業連帯
第8章 マルクスの土地所有論と農民像( 1993)
Ⅰ マルクスの土地所有論
Ⅱ マルクスの農民像と農民政策
自註
あとがき
著作目録
上記内容は本書刊行時のものです。