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土に生きるふるさとの味 第4集
くすりになる野菜、果物を味わうレシピ集
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年10月
- 書店発売日
- 2009年10月26日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年10月21日
紹介
「野菜も果物もみんな体のくすりや」。そんな村田のおばあちゃんは今日も元気です。第4集は、薬になる野菜49種類、果物19種類、そして薬になる山野草25種類による調理のほか、薬用茶や薬用酒を紹介したレシピ集。伝承だけでなく栄養学的なアプローチで体のためになる食べ物が満載です。
前書きなど
村田文子さんは、大正時代にびわ湖のほとりに生まれた。農家と漁師が一緒くたに暮らす村で、なに不自由なく育ったけれど、戦後の混乱で働きに出なきゃならなくなった。
そこで一念発起して、生活改良普及員という国家資格をとって、今よりずっと忙しかった時代の農村で、効率的かつ栄養的、そしておいしくなる料理の仕方を伝えてきた。「料理は科学やで」と言いながら。
それから60年。米寿を迎えたいまも、あちこちの料理サークルで指導している。
「ホウレン草のいちばんおいしい茹で方は?」
「無添加で色鮮やかな苺ジャムを作るには?」
「減塩の梅干しが健康にいいって本当なの?」
近所の人たちと知恵を出しあい、昔ながらの料理も未来に残せるようにいろんな工夫をくわえている。
「スローフード」とか「マクロビオテック」なんて言葉が広まるずっと以前から、「自分が食べたくなる」「家族に食べさせたくなる」料理の数々を手作りの冊子にして広めてきた。
それが、「土に生きるふるさとの味」シリーズの5冊。
クチコミで広まった冊子は、何万もの人が手にする「隠れたベストセラー」になったけれど、これは村田さんがひとりで作り上げたレシピ集じゃない。
土に生きた先人たちと、いまの湖国に暮らす人々の知恵が、村田さんに書かせたもの。
陸(おか)と湖(うみ)の恵みに囲まれてきた人たちならではの、“古くて新しいスローフード”を召し上がれ。
版元から一言
米寿をこえて、こんな元気な人がいるのか。
「おばあちゃんの料理」というと、時代遅れのレシピを思わせるけれど、いまも現役の「先生」を続ける村田さんのは、そんな古くさいイメージとは無縁。しかも、おいしい。
新聞や雑誌で紹介され、累計5万部に達したという手作りの冊子を書籍化できたことは、わたしたち出版社にっても喜びです。
上記内容は本書刊行時のものです。